Valveの新小型ゲーミングPC「Steam Machine」開発者いわく、ゲームの互換性認証はSteam Deckよりもゆるい。「確認済み」にするための制約少なめに

携帯型ゲーミングPC「Steam Deck」よりも「確認済み」ステータスを取得するための条件が少ない可能性があるという。

Valveは1月13日、同社が開発中のゲーミングPC「Steam Machine」の認証プログラムに関する情報を公開。携帯型ゲーミングPC「Steam Deck」よりも「確認済み」ステータスを取得するための条件が少ない可能性があるという。海外メディアGameDeveloperの取材で明らかとなった。

Steam Machineは、Arch LinuxベースのSteamOSを搭載し、Steam向けゲームのプレイに最適化された据え置き型ゲーミングPCだ。Protonと呼ばれる互換レイヤーによって対応するWindows向けゲームもプレイ可能。内蔵ストレージ(NVMe SSD)512GBと2TBの2モデルにて、2026年初頭に発売予定。

そんな同デバイスについて、ValveはGameDeveloperとのインタビューの中で、認証のプロセスについて明かしている。ValveのデザイナーであるLawrence Yang氏いわく、Steam Machineでは互換性ステータスにて「確認済み(Verified)」を取得するための条件が、同じく同社が手がける携帯型ゲーム機のSteam Deckよりも少ないとのこと。さらに、Steam Deckで「確認済み」となったタイトルはSteam Machineにおいても「確認済み」となるというおおよその目安が語られている。

Steam Deckでは、コントローラー操作の対応状況や文字の視認性、パフォーマンスの快適性などをもとに、「確認済み」「プレイ可能」「非対応」「不明」の4つのステータスで互換性を判定している。ゲームが「確認済み」ステータスを取得することにより、単にデバイスとの互換性をユーザーに示せるだけでなく、ストアにおける専用ページ「Deckで快適に動作」にて取り上げられるといったメリットも存在。「確認済み」バッジの獲得を目指す取り組みは、マーケティング戦略としても機能しているとGame Developerは分析している。

Steam Machineにおいても、Steam Deckと同様の認証プログラムが導入されることは製品発表時に明かされていたが、今回はその実態が少しだけ明らかとなったかたちだ。なおSteam Machineの性能を決めるにあたっては、Steamユーザーのゲーム環境に関する匿名調査「Steamハードウェア&ソフトウェア 調査」も活用されたといい、Steamユーザーの70%超のデバイス以上の性能を備えているそうだ(関連記事)。性能面でもアクセシビリティの面でも、携帯型のSteam Deckと比べるとゆとりがあるとみられ、認証基準にも反映されるのだろう。

ただし裏を返せば、Steam Machineではより多くのゲームが「確認済み」として登録されることも見込まれる。開発者にとっては、「確認済み」ステータスを取得することがある種のスタンダードとなり、Steam Machine発売後の売上本数を左右することになるかもしれない。また具体的にどのような要件が設けられるのかは明らかとなっておらず、続報も注目されるところだ。

Steam Machine」は、2026年初頭に出荷開始予定。

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Shion Kaneko
Shion Kaneko

夢中になりやすいのはオープンワールドゲーム。主に雪山に生息しています。

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