Valve、Steam Deckについて「一部地域で一時的に在庫不足になるかも」と告知。世界的メモリ・ストレージ不足のため

Steam DeckのOLEDモデルについて、一部地域での入荷状況が不安定になることがあると告知されたようだ。

Valveが手がける携帯型ゲーミングPC「Steam Deck」について、現行のOLED(有機ELディスプレイ)モデルの入荷状況が不安定になっているようだ。公式サイトにて海外向けに告知されたことを、PC Gamerが報じている。

Steam Deckは2022年に発売された携帯型ゲーミングPCだ。専用に調整されたSteamOSが採用され、ユーザーは自らのSteamライブラリにアクセスし、互換性のあるPCゲームをどこでも楽しめる。互換性情報については、Steamストアの各作品のページにも記載されている。

当初は液晶ディスプレイ(LCD)を搭載し、ストレージが64GB・256GB・512GBの3種類のモデルが発売。その後2023年にはOLED搭載の新モデルが発売された。搭載するカスタムAPUの性能は従来のLCDモデルと同一ながら、本体サイズを据え置きつつディスプレイサイズは7.4インチへと大型化。バッテリー駆動時間が30~50%が長くなり、Wi-Fi 6E採用によってデータダウンロードも高速化した。なおOLEDモデルの発売に伴い、LCDモデルはストレージが256GBモデルのみの展開となり、OLEDモデルは512GB、1TBのストレージで展開されている。

そんなSteam DeckのOLEDモデルについて、一時的な在庫切れとなる恐れがあると海外向けに告知されている。理由としてはメモリおよびストレージの不足が挙げられており、AI分野での需要高騰を背景とした世界的なメモリ品薄の影響を受けているのだろう。

またLCDモデルについては、海外の公式ストア上ですでに生産終了が告知。米国・英国の公式ストアで告知が掲載されており、在庫がなくなり次第終売となることが先日明らかになっていた(関連記事)。そのためOLEDモデルは現行製品という立ち位置であったが、一部地域で入荷状況が不安定になる可能性が明かされたかたちだ。

なおSteam Deckは国内ではSteam Deck公式販売パートナーであるKOMODOより販売中だ。KOMODOによるオンライン販売ページを確認する限りでは、LCDモデルは「売り切れ」表示ながら、OLEDモデルでは512GB、1TBの両モデルとも2月下旬の入荷予定を見込んでいる。海外での状況が日本国内の入荷スケジュールに影響を及ぼすかどうかも含め、今後の状況には注目が寄せられるところだ。

ちなみにValveからは今年上半期に小型ゲーミングPC「Steam Machine」などの新たなデバイスが展開予定。ただし先日Valveは、新製品の目標出荷時期は変わらないとする一方で、発売時期と価格の見直しに迫られていることを伝えていた(関連記事)。この背景にもメモリとストレージが世界的な供給不足に陥っていることが挙げられており、AI需要の急騰がゲーム業界のデバイス生産にも影を落としていることがうかがえる。

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Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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