過去に繋がる不思議電話ADV『深夜1時の交換手』Steamにて1月14日配信へ。数々の「届けられなかった通話」を巡り、誰かの後悔をたどる
ゲーム制作チームであるツノウサギの家は1月7日、『深夜1時の交換手』を1月14日に配信開始すると告知した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ストアページ上では、概要やスクリーンショットなどが公開されている。
『深夜1時の交換手』は、過去につながる電話をかけて願いを叶えようとする、ミステリーアドベンチャーゲームである。本作の舞台には、「深夜1時の交換手」と呼ばれる都市伝説があった。深夜1時に「001」へ電話をかけると、深夜1時の交換手へとかかり、過去に電話を繋げてくれるのだという。本作ではメインキャラクターのアサヒが、ある願いのために「深夜1時の交換手」を試し、ひたすら電話をかけることになる。しかし電話をかけた先には、いろんな人の後悔が待っていた。過去へつながる電話で誰かの後悔を辿っていく、都市伝説と願いにまつわるストーリーが繰り広げられる。
アサヒが都市伝説の手順で電話をかけると、交換手を名乗る女性へと繋がる。彼女は、なにかの原因で届けられなかった電話に繋げられるという。本作でプレイヤーは、アサヒの願いを叶えるために、深夜1時の交換手を通して過去へ電話をかけていくのだ。
具体的には、本作ではスマートフォンのような感覚で画面内のボタンを押し、電話をかける。深夜1時の交換手がかけられるのは、001から099までの間の3桁の番号とされている。ストアページによると電話をかけていく中で、かけるべき電話番号を教えてくれる人がいるかもしれないとのこと。本作では3桁の番号を入力し、なにかの原因で届けられなかった電話へと繋ぎ、誰かの後悔を聞いていく中で願いを叶えようとするのだろう。ストアページによると、プレイ時間は4時間から5時間ほど。流血表現や自殺に関する要素も含まれているそうだ。
本作は、小規模ゲーム制作チームのツノウサギの家が手がけている。公式サイトなどでは、同チームのメンバーとして3名が記載。やかろ氏がメイン制作としてシナリオ/イラストなどを手がける形で、ゲームが制作されてきたようだ。過去作としては『ウワガキアイ』『オロホスの夢』といった作品が、フリーゲームを中心に公開中。Steamにて2024年3月にリリースされた有料作品『My Exit』では、ユーザーレビュー9件中100%の好評を獲得していた。同チームでは、心に刺さるゲームを目指して作品が制作されているようだ。
本作『深夜1時の交換手』は、2024年12月末に開催された「コミックマーケット105」にて特別版が頒布されていた。1月14日より、Steamで通常版が一般公開となるわけだ。なおC105頒布の特別版には、同チームの過去作『無慈悲な笑顔』に関連したボイスが収録されていたという。
『深夜1時の交換手』は、PC(Steam)向けに1月14日配信開始予定だ。
【UPDATE 2025/1/8 14:06】
制作スタッフについての記述を調整
【UPDATE 2025/1/8 20:05】
過去作のタイトルを修正