Steam最新アプデにて、“釣りコメント”によるSteamポイント荒稼ぎ手法がついに封印。「リアクション機能」の仕様変更で
「コミュニティアワード」の仕様変更により、ユーザーレビューなどにおける“釣りコメント”の減少が期待されている。

Valveは1月14日、同社が運営するPCゲーム配信プラットフォームSteamのアップデートを実施。「コミュニティアワード」の仕様変更により、ユーザーレビューなどにおける“釣りコメント”の減少が期待されている。
コミュニティアワードとは、Steamでユーザーが作成したコミュニティコンテンツに対して「アワード」と呼ばれるリアクションを送信することができる仕組みだ。アワードはSteamポイントを使って購入することができ、ユーザーレビューのほか、プロフィール、コミュニティハブにおける投稿などに送信することができる。

従来の仕様では、アワードを受けることでコンテンツの投稿をおこなったユーザーが購入額の一部のポイントを獲得可能であった。そのため、いわゆる“釣りコメント”を投稿して注目を浴びることで、ポイント稼ぎをおこなうユーザーが現れていた。特に「Jester(道化師)」のアワードについては、投稿を揶揄する目的で用いられるような風潮も作り出され、あえて奇をてらった発言がおこなわれる状況を加速させることに。これを受けて、ユーザーの間ではJesterアワードを削除するべきとの議論も長年続けられてきた。
そうしたなかで、Valveは1月14日にアップデートの配信を告知。従来のアワードがすべて削除され、アニメーション付きの新たなイラストのものへと変更された。記事では「送る側も受け取る側も大きな満足感を得られるような」刷新であると説明されており、前述したJesterアワードの置換が目的の一つであることもうかがえる。

さらに、アワードによってコンテンツ作成者がポイントを受け取る機能が廃止された。Valveによれば、当初はコンテンツ作成者に対するチップとしての役割を意図していたものの、創造性のあるコンテンツに注目が集まらなかったとして、システムの見直しをおこなったとのこと。コンテンツ作成者に感謝の気持ちを伝え、誰かがそのコンテンツを高く評価したことを表示するための仕組みに留めることを決めたようだ。なお、新たなアワードの購入額は一律で500ポイントとなっており、これまでよりも気軽に好きなアワードを送信することができそうだ。
ポイント稼ぎが封じられる今回の調整により、荒らし投稿の増加に歯止めがかかることも期待されている。また高品質なコミュニティコンテンツに正当な評価がなされるようになれば、投稿者のモチベーション向上などを通して、結果としてより活発なコミュニティの形成にも繋がりそうだ。なおSteamのプロフィール編集ページには、受け取ったもしくは贈ったアワードをプロフィールページに表示するためのオプションも設けられている。こちらには、アップデートによる刷新前のアワードも表示されるとのこと。

ちなみに、コンテンツが受け取ったアワードの個数は投稿の表示順には影響しないそうだ。ただし、アワードを多数獲得したコンテンツはユーザーの目に留まりやすくなるため、間接的に「参考になった」の評価が高まり、上位に表示されやすい可能性はあると説明されている。
意外とあまりがちなユーザーも多いであろうSteamポイント。筆者も気づけば10万ポイント近くが溜まっていた。Steamポイントショップでは、ステッカーやプロフィール背景といったさまざまなアイテムを購入可能だ。今回仕様変更がおこなわれたアワードなどに、積極的に消費してみてはいかがだろうか。
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