まさかの「花王」が手がけるホラーゲーム『しずかなおそうじ』、いきなりSteamで無料配信開始

花王株式会社のホームケア事業部は8月8日、ホラーゲーム『しずかなおそうじ』をSteamで無料配信開始した。

花王株式会社のホームケア事業部は8月8日、『しずかなおそうじ』を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、価格は無料。2025年8月8日から、2026年8月7日までの期間限定で配信予定とされている。

『しずかなおそうじ』は、主人公が住居用洗剤を駆使して別荘の謎を解き明かす、3D探索型ホラーアクション/清掃シミュレーションゲームである。本作の主人公は、亡き父から相続した別荘を長い間放置していた。ある日、主人公は別荘を不動産会社へ売却するため、別荘を清掃しようとする。しかし台所の汚れを落としたところ、隠された暗号を発見。さらに掃除をしていく中で、次々に暗号が出現する。主人公は別荘の清掃を進めて父の残した謎を解きながら、脱出を目指すことになる。別荘の中には、主人公の清掃を阻む何者かも存在。亡き父の残した別荘での、掃除と恐怖が繰り広げられるのだろう。

主人公は長い間放置していた別荘を、花王の住居用洗剤の製品を使用してきれいにしていく。本作では、「マジックリン」や「クイックル」といった実在の商品が、作中のそうじアイテムとして登場する。ストアページによると、「キッチンマジックリン ハンディスプレー」「トイレマジックリン こすらずスッキリ泡パック」「クイックルワイパー 立体吸着ウエットシート STRONG 空間の超消臭」など、多数のアイテムが作中に登場するようだ。製品の特徴を活かして、アイテム同士を組み合わせて掃除する裏技も可能。裏技も駆使して、効率よく別荘の掃除を進めていくのだろう。

本作の別荘はいくつかのステージに分けられている。プレイヤーはそうじアイテムを駆使して、清掃によって暗号を発見。次のステージへ進むためのカギを入手して、次のステージへと進むようだ。また別荘には何かが存在しており、プレイヤーのクリアを阻もうとする。具体的にはプレイヤーの掃除音や足音など、音に反応して襲いかかってくるという。襲われないためには、音を鳴らさないよう、こっそり掃除を進める必要があるのかもしれない。要素としては、清掃率や脱出時間によって、別荘の査定価格が変わるシステムも搭載。想定プレイ時間は60分から90分程度で、マルチエンディングも採用されているそうだ。

本作は、花王株式会社から配信されている。プレスリリースによると、同社のホームケア事業部はエンターテイメントを通して、花王のそうじアイテムをきっかけに、掃除がもっと楽になる方法を知ってもらいたいことからゲームを開発。プレイヤーは汚れが落ちる爽快感やこっそり掃除を進めるスリルと同時に、各そうじアイテムの特徴や使い方に自然に触れられるとのこと。また実際に試したくなる掃除の裏技も持ち込まれており、遊びながら知識が得られる内容になっているそうだ。

配信許諾は不要かつ収益化可能とされており、ゲーム実況でも気軽にプレイ・発信してほしいそうだ。8月8日21時からは、ゲーム実況者のガッチマンさんによる実況配信も予定されている。

『しずかなおそうじ』は、PC(Steam)向けに無料配信中だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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