Steamストアページの「動画プレーヤー」が突如刷新。軽く・見やすく・使いやすく
Valveは7月31日、Steamに向けて動画プレーヤーをアップデートした。各デバイスへの適応やUIの刷新などが実施され、使いやすくなったとアピールされている。

Valveは7月31日、Steamに向けて予告編プレーヤーのアップグレードを実施した。使いやすさや品質のほか、帯域幅使用率を改善するための変更とのことだ。
Steamでは各タイトルのストアページにて、スクリーンショットのほか、トレイラーやゲームプレイ映像が視聴できる。今回のアップデートでは、この動画プレーヤーのインターフェースが一新された。新プレーヤーでは、PC上だけでなく、スマートフォンやSteam Deck、Big Pictureモードなど、さまざまな使用状況に適応するようになったとのことだ。またインターフェースとストリーミングの改善で、より高速なブラウジングが期待できるという。


また具体的に新プレーヤーと従来のプレーヤーを比較すると、下部にあるシークバーのスタイルが変更されていることが確認できる。従来プレーヤーでは動画上にマウスオーバーすると、動画の一部を隠すかたちでこのシークバーが登場していた。一方で新プレーヤーは全体的に透過しており、動画が隠れる部分も最低限になり、見やすくなったと言えるだろう。
さらに新プレーヤーでは、シークバー上にマウスオーバーすることで、ジャンプ先のプレビュー画像が表示されるようになった。どのように動画が展開されるのか確認したり、ジャンプ先でどういった映像が流れているかを確認したりできるようになった。加えて動画プレーヤーでは、動画の解像度を360p、480p、720p、1080pから選択できるようになり、視聴者のネットワークの状態、そして動画プレーヤーのサイズに応じ、解像度を動的に切り替える処理がおこなわれるとのこと。環境を問わず、従来よりも快適な視聴が可能となっているようだ。
ちなみにValveによると、非常に古いトレイラーに関しては、Steamシステム内に元のファイルが残っていないとのこと。そのため一部ゲームについては、先述の解像度に対応していないという。たとえば『Portal』では、Valve内でのバックアップファイルを探している最中のため、解像度が1080pなどに対応しておらず、360pと394pのみの対応となっているそうだ。