Steamの「アカウント価値」を測るチェックツール、ある。ゲームに費やした総額、未プレイゲームの最低総額など見るのが怖いデータも確認できる

SteamDBの機能にて、Steamのアカウント価値を具体的な金額で確認できることが話題になっている。所有ゲームに応じたアカウント価値が表示される仕組みだ。

SteamDBの機能にて、Steamのアカウント価値を具体的な金額で確認できることが話題になっている。該当ページにアクセスしてプロフィールを入力すると所有ゲームに応じてアカウント価値が表示される仕組みだ。

Steamではアカウントごとに所有するゲームが紐付けられる仕組み。購入あるいは無料配布で取得したゲームはライブラリに登録され、アカウントにログインすればダウンロード・インストールしてプレイが可能だ。

今回、海外掲示板Redditにて、Steamのアカウントの「価値」を確認できることが報告されている。報告したユーザーは報告日時点で1万1915本ものゲームを所有しており、同日時点の合計価格は9万7478ドル(約1500万円・現在のレート)。かなりの金額をゲームの購入に注ぎこんできたようで、喜べばいいのか落ち込めばいいのかわからず困惑しているようだ。ちなみにユーザーが報告したリンクにアクセスすると、このユーザーのものと見られる情報が閲覧できる。所有ゲーム本数、合計プレイ時間、本日の合計価格といった情報のほか、最安値の合計価格がアカウント価値として表示されるようだ。

これは非公式データベースSteamDBのCalculatorという機能だ。同ページではSteamプロフィールから所有ゲームを検索し、Steamストア上のゲーム価格を使用して、Steamアカウントのおおよその価値を計算するとのこと。各ゲームの最低価格の合計値が「アカウント価値」(Account Value)として緑字で表示され、赤字はアクセス時点のストア価格の合計値となっている。同ページにSteamプロフィールURLやSteamIDを入力して、日本円などの通貨を選ぶとアカウント価値を確認可能だ。なお、さまざまな要因により、実際に所有している本数と合わない場合があるほか、DLCはカウントしないとのこと。また、プロフィールが非公開のアカウントでは計算できないようになっている。

また、該当ページの下部には、アカウント価値の内訳として、プレイしたゲームと未プレイゲームそれぞれの最安値の合計値といった内訳も表示される。また、有料ゲームと無料ゲームそれぞれの合計プレイ時間、有料ゲームのみの時間当たりの価格、プレイ時間帯やゲーム価格帯ごとの本数の内訳といったさまざまな情報も確認可能だ。

ちなみに別のサイトsteamladder.comでは、Steamレベル、所有ゲーム数、合計プレイ時間といった指標でトップランカーが記録されている。SteamDBのCalculatorでトップランカーのアカウントを確認してみると、たとえば、Steamレベル1位のstasik氏のアカウント価値は約345万円だ。約1万7000本ものゲームを所有しながらプレイしたゲームは100本程度のようで、プレイ1時間あたり約900円消費したことになるようだ。

対して所有ゲーム数1位のSonix氏のアカウント価値は約2500万円だ。約9万本ものゲームを所有しており、執筆時点のストア価格の合計は約6450万円となっている。また、Sonix氏はプレイ時間を非公開設定にしているようで、プレイ時間が確認できないといったことも分かる。最後に、プレイ時間1位のWoogieMonsutā氏のアカウント価値は約160万円だ。Steam登録から16年の間に280万時間ものプレイが記録されており、1時間あたり0.57円消費した計算となっている。

このように、自身のプロフィールのほか、フレンドや上位ランカーのアカウント価値を見るのも面白いだろう。ちなみにSteam利用歴8年の筆者は約13万円のアカウント価値であった。なお、Steamアカウントの価値が分かってもアカウントの売買は禁止されており、発覚した場合はアカウントが永久にロックされることは留意してほしい。また、Steamアカウントは遺産相続できないことも報告されている(関連記事)。あくまでもゲームライフの記録の一つとして活用してみてはいかがだろうか。

Haruki Maeda
Haruki Maeda

3DアクションRPGと犬をこよなく愛するPCゲーマー。『フォールガイズ』のようなわちゃわちゃ系も大好きです。

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