Steamにて「ゲームの自動アップデートタイミング」を細かく設定できる機能が試験実装。すぐ遊びたいゲーム、後でもいいゲームのアプデを詳細に管理
Valveは12月12日、Steamクライアントに対しベータアップデートをおこなった。インストール済みのゲームのアップデートタイミングについて、より細かくタイミングを調整できるようになるそうだ。
今回Steamクライアントベータ向けにおこなわれたアップデートは、ゲームアップデートに関するものだ。Steamでは、アップデートや不具合修正パッチなどで追加のダウンロードが必要となる場合に、ゲームをプレイできるように保ちつつ帯域幅を効率的に使用するバランスが考慮されているという。
また、たとえば頻繁に遊ぶゲームであればすぐさま最新アップデートを適用したいだろう。一方で、しばらく遊んでいないゲームに大型アップデートが来たとしても、また後ほど遊ぶということもあるかもしれない。そうした需要のために、Steamでは最近プレイしたゲームであれば、アップデートのリリース直後にダウンロードが実行される。一方でしばらくプレイしていないゲームのアップデートがあれば、ダウンロードを数日間保留にしたり、スリープ時にアップデートをダウンロードしたりするような機能が適用されている。
Valveはそうした動作がすでに機能しているとしつつも、今回より細かく調整できるようになる新機能を、Steamクライアントベータ向けにリリースした。このアップデートでは、アップデートの適用タイミングを従来のままの動作としておくか、ゲームを起動するまで待機させておくかを選択できる。たとえばユーザーが従量制課金接続を使用している場合や、毎月の帯域幅に上限がある場合などに、アップデートを延期したいといったニーズに応える機能だそうだ。
なおユーザーは特定のタイトルに向けて個別にアップデートタイミングの例外を設定することも可能。個別タイトルのゲームアップデートタイミングの設定はすでに可能であったものの、今回の機能追加にあわせ、一覧として管理ができるようになっている。
今回はベータアップデートということで試験的な機能追加となる。そのため、この機能を体験したい場合はSteamクライアントベータに参加する必要がある。クライアントの設定より、「インターフェース」を選択し「クライアントベータへの参加」から「Steam Beta Update」を選んでクライアントを再起動すると利用可能だ。またValveは今後このオプションについて使用したいオプション設定についても募集しているようだ。希望があればSteamに対し報告してみるのもいいだろう。