「Steamファミリー機能」が本日正式リリース。所有ゲームの簡単家族間プレイや、“親にゲーム買ってもらうリクエスト”など機能いろいろ
Valveは9月12日、Steamユーザー向けに新機能「Steamファミリー」を正式リリースした。本機能は今年3月にSteamクライアントベータの参加者向けに提供開始されており、今回正式にリリースされるかたちだ。
Steamファミリーは、家族に関連する新機能および既存の機能の総称だ。ファミリー向けの既存の機能としてはSteamファミリーシェアリングおよびSteamファミリービューが存在している。Steamファミリーはこの両機能に変わる新機能。ゲームのシェア、ペアレンタルコントロール、購入リクエストが利用可能となっている。
Steamファミリーを作成した際には、自分以外に5人登録することが可能。またWebブラウザやSteamクライアント、モバイル端末など、Steamが利用可能な端末であればどれでも管理可能となっている。
ゲームのシェアにおいては、個人のライブラリがファミリーのライブラリとしてひとつに統合。ここで同じゲームが複数個ある場合は、その数だけ同時にプレイすることができる。ファミリーメンバーのセーブデータや実績、ワークショップといった内容も個別に保持されるため、自分だけの進捗を保存可能となっている。なおSteamストアでは、ファミリーシェアリングに対応しているゲームが検索可能だ。
またSteamファミリーには大人メンバーと子どもメンバーの2種類が設定できる。大人メンバーはペアレンタルコントロールとして、子どもメンバーに向けて許可するゲームや機能、そしてプレイ時間の制限などが設定できる。一方で子どもメンバーは大人メンバーに対し購入リクエストが可能。大人メンバーはモバイル端末やメールを通じて購入を承認、支払いをおこなうこととなる。
このSteamファミリー機能については、今年3月19日にSteamクライアントベータの参加者向けとして、限定的に提供が開始されていた。それが今回すべてのSteamユーザーに対して正式にリリースされるかたちとなる。
なおこのリリースにともない、既存のファミリーシェアリングは廃止される予定とのこと。今後もシェアリング機能を利用したい人は、Steamファミリーを作成する必要があるだろう。Steamファミリーの詳細については、SteamニュースやSteamサポートを確認されたい。