オープンワールド・ゾンビサバイバル『State of Decay 2』年内に最終大型アプデを配信し開発終了へ。続編『State of Decay 3』の開発へ本格移行
マイクロソフト傘下のデベロッパーUndead Labsは9月5日、ゾンビサバイバルゲーム『State of Decay 2』向けとして最後のアップデートを年内に配信すると発表した。本作は日本ではPC(Steam/Epic Gamesストア)向けに発売中。
本作は、ゾンビアポカリプス発生後のオープンワールド世界を舞台にするサバイバルゲームだ。ソロプレイおよび最大4人でのオンライン協力プレイに対応。プレイヤーは生存者コミュニティを構築し、彼らのスキルを活用しながら探索や拠点建設・拡張などをこなし、ゾンビの脅威のなか生き延びることを目指す。
『State of Decay 2』は、Xbox 360向けにリリースされ好評を得た『State of Decay』の続編として、2018年にPC/Xbox One向けに海外で発売。当初は評価が伸び悩んだものの、アップデートによる改善が重ねられ、本稿執筆時点でSteamユーザーレビューには約4万6000件が投じられ、その内の83%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。またこの間には、「Juggernaut Edition」としてリマスターが実施され、Steam/Epic Gamesストアでのリリースも開始。2021年8月時点でプレイヤー数は1000万人を超えた。
本作は今年で発売から6年が経ち、これまでには37回の大型アップデートが実施。プレイヤーの要望にも応えるかたちで、新規マップやゲームモード、キャラクター、武器、コスメアイテム、車両、イベントなどコンテンツの充実が図られてきた。
そして今回、第38弾大型アップデートが2024年内に配信され、これが最後のコンテンツ追加アップデートとなることが明らかにされた。同アップデートでは、冬用の衣装が追加されるとのことで、その辺りの時期の配信となる模様。ほかにも、長年残されていた問題の修正や、QoLの改善、さらに季節限定などとして提供されていた限定コンテンツのアンロックもおこなわれるという。
この最終アップデートの提供後、開発元Undead Labsは続編『State of Decay 3』の開発に本格移行する予定。同作は2020年に発表され、これまでには前作からさらにゾンビ感染が進んだ世界を舞台にすることや、より広大な共有世界で4人のプレイヤーが独立してサバイバルできること、装備品のカスタマイズ要素の充実化など、前作をベースにさらに拡張された体験となることが明らかにされている。
また、開発においてはXbox Game Studios内での連携が図られ、Unreal Engine 5での開発では『Gears of War』シリーズを手がけるThe Coalitionから、協力マルチプレイ機能に関しては『Grounded』などでの経験をもつObsidian Entertainmentからサポートを受けているとのこと。なお、『State of Decay 3』の発売時期は未定だ。
『State of Decay 2』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)向けに国内配信中。またXbox Game Pass Ultimate加入者は、ストアページに直接アクセスすれば、Xbox Cloud Gamingを通じてWebブラウザ上で本作をプレイ可能だ。
そして、本作として最後の大型アップデートは2024年内に配信予定となっている。詳細については今後発表予定。なお同アップデート配信後は、開発元によるサポート提供は基本的に終了となり、何か問題が発生した場合はマイクロソフトのサポートに問い合わせてほしいとのこと。バグ修正のためのパッチ配信に関しても、少なくとも1回はおこなうかもしれないと述べられており、続編開発に完全移行するようだ。