『スター・ウォーズ 無法者たち』では「民間人への攻撃」はできない。無法者にも法はある


Ubisoftは8月30日、『スター・ウォーズ 無法者たち(Star Wars Outlaws)』を発売予定。リリースの近づく本作について、人気YouTuberのJorRaptor氏は4時間にわたる先行プレイの内容に基づき、ゲーム内容をさまざま紹介する動画を投稿した。このなかでは「プレイヤーは民間人を攻撃できない」といった仕様も明かされている。

本作は、「スター・ウォーズ」を題材にしたシングルプレイ向けオープンワールド・アクションアドベンチャーゲームだ。対応プラットフォームはPC(Epic Gamesストア/Ubisoft Connect)/PS5/Xbox Series X|S。本作の舞台となるのは映画「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」と「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」の中間にあたる時期の銀河系。盗賊である主人公ケイ・ヴェスと、相棒の宇宙生物ニックスなどが繰り広げるオリジナルストーリーが描かれる。


JorRaptor氏の公開した動画では、先行プレイに基づく本作のさまざまな内容が明かされている。なかでも同氏は本作に豊富に用意されたミニゲームを称賛しており、たとえばカードゲーム「サバック」ではニックスに手伝ってもらって“イカサマ”するといった捻りも用意されているという。またニックスは探索や戦闘などさまざまな局面で活躍するそうだ。

そうした紹介の中では、本作でプレイヤーは非敵対の民間人を攻撃できないことも示されている。民間人に銃の照準を向けるとマーカーが緑色に変化しており、この状態では発射できないのだろう。また民間人から乗り物を盗むといったこともおこなえないようだ。

この点は細やかな仕様ながらも海外メディアGamesRadar+が報じるなど、注目されているようだ。というのも本作には「銀河帝国からの指名手配システム」が存在。クリエイティブディレクターJulian Gerighty氏は過去に海外メディアEntertainment Weeklyにて、本作における指名手配システムを『Grand Theft Auto』(以下、GTA)を引き合いに出して説明していた。手配度の上昇に応じて強敵に追われるようになるシステムになるようで、最大では黒い装甲服に身を包んだエリート兵であるデス・トルーパーを相手にすることになるという。

タイトルに「無法者(Outlaws)」の名を冠し、『GTA』が引き合いに出されるシステムをもつだけに、民間人への犯罪行為が可能かどうかは注目されていたといえる。今回のJorRaptor氏の動画により、あくまで攻撃や盗みを働くことができるのは敵対勢力のみといったことが示されたかたちだ。ちなみに本作のCEROレーティングは「C:15歳以上対象」。レーティングの根拠となったのは「暴力」表現とされるものの、比較的マイルドな表現といえそうだ。民間人への犯罪ができない点も含め、幅広い層が楽しみやすい作風となっているのだろう。


なおJorRaptor氏の動画によれば、本作のワールドの各地では帝国軍に制圧された盗賊のキャンプなどのイベントが存在するという。そうした帝国軍を奇襲してキャンプの物資を奪うこともできるようだ。帝国軍とはさまざまな場面で敵対するとみられ、指名手配システムも民間人ではなく帝国軍相手に暴れ回る際に関わってくるシステムなのだろう。

ちなみにGerighty氏がGamesRadar+に語ったところによると、本作は時代劇オープンワールドゲーム『ゴースト・オブ・ツシマ』の影響を強く受けているとのこと。同作でも島を侵略する蒙古兵には容赦なく攻撃が可能な一方、島の住民たちへの攻撃はできず、物語に則した仕様となっていた。『スター・ウォーズ 無法者たち』でも、主人公のキャラクター性も踏まえてそうした仕様が踏襲されたのかもしれない。

このほかJorRaptor氏の動画では、着せ替えシステムや宇宙の各シンジケートからの評判システムなど、さまざまな内容が紹介されている。発売の近づく本作の詳細が気になる方はチェックしておくのもいいだろう。

スター・ウォーズ 無法者たち(Star Wars Outlaws)』は、PC(Epic Gamesストア/Ubisoft Connect)/PS5/Xbox Series X|S向けに8月30日に発売予定だ。ゴールドエディションおよびアルティメットエディションにはシーズンパスが同梱され、最大3日間のアーリーアクセス権が提供される。