エイリアン撃退デッキ構築ローグライト『StarVaders』、「非常に好評」スタート。「時間巻き戻し」もありの爽快コンボバトルが遊びやすいとして

Joystick VenturesとPlayworksは日本時間5月1日、『StarVaders』をリリースした。本作はリプレイ性の高さが特徴ながら、デッキ構築の奥深さも面白いとして高い評価を獲得している。

パブリッシャーのJoystick VenturesとPlayworksは日本時間5月1日、StarVadersをリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。ゲーム内は日本語表示に対応している。本作はさっそく好評を集めている。

『StarVaders』はマス目状のマップで戦う戦略的なターン制デッキ構築ローグライトゲームである。プレイヤーは3種類のメカ、および10人のパイロットから好きなものを組み合わせて出撃し、エイリアンの侵略を阻止すべく戦うことになる。本作はリプレイ性が高いのが特徴のひとつで、プレイするほどに新しいパイロットの選択肢が増え、新しいボスに挑戦できるようになるほか、高難度モードや日替わりチャレンジといった繰り返し遊べる要素が充実している。

ゲームはマス目状のマップで進行する。侵略してくるエイリアンの数は多く、1匹1匹対処していては処理が追いつかない。そこでカードをうまく使い、連続して敵を倒すコンボを発生させる工夫が必要となる。範囲攻撃で一度に倒すといった素朴なものから、敵の攻撃や性質を利用するものまで、コンボを狙う方法はさまざまだ。また、コンボがうまくいかず想定と違った状況になってしまった場合や、敵に追い詰められてしまった場合には、「クロノトークン」を使って時間を巻き戻すことが可能。最終的にボスを倒せばチャレンジ達成となる。

メカはGunner、Stinger、Keeperの3種類。Gunnerは爆発などの範囲攻撃に優れ、Stingerは急接近による近接戦闘が強力。そしてKeeperは場に召喚ユニットを展開して制圧するような戦いを得意とする。各メカには対応するパイロットが3〜4名おり、生存を重視するものや、コンボを重視するものなど、それぞれに個性が異なっている。こうした基本的な特性に加えて、268種類のカードと153種類のアーティファクトを組み合わせ、多彩な戦術を生み出すことができる。

そんな本作のSteamユーザーレビューは本稿執筆時点で151件、そのうち95%が好評とする「非常に好評」のステータスを獲得している。バトルの戦略性の高さと、クロノトークンの時間巻き戻しによる遊びやすさが評価されているほか、個性的なパイロットたちやBGMといったアート面も好意的に受け取られているようだ。本作の前評判は高く、ポーカーとローグライクを組み合わせたヒット作『Balatro』の開発者LocalThunk氏も「must-play」(絶対遊ぶべき)と評していた。レビューではそうした前評判の期待通り、本作の手軽さと奥深さの両立が高く評価された格好だ。

本作を手がけたPengonautsはカナダのモントリオールに拠点を置く3人組のインディーデベロッパーだ。『StarVaders』は同チームがSteamでリリースする初めての作品となる。本作には3年以上もの開発期間を費やしており、満を持してのリリースというわけだ。

『StarVaders』はPC(Steam)向けに配信中。現在はリリース記念セールを開催中で、5月15日までの期間限定で定価の10%オフとなる税込2520円で購入可能だ。ゲーム内は日本語表示に対応している。

Naoto Morooka
Naoto Morooka

1000時間まではチュートリアルと言われるようなゲームが大好物。言語学や神話も好きで、ゲームに独自の言語や神話が出てくると小躍りします。

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