イギリスに拠点を置くSega Amusements International Ltd.は11月1日、『Daytona 3 Championship USA』(以下、『Daytona 3』)を発表した。同社は業務用アミューズメント機器の製造・販売をおこなう、セガサミーホールディングス株式会社の関連会社だ。本作はレースゲーム『Daytona USA』シリーズ最新作であり、アーケード向けタイトルとなる。
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— Sega Amusements (@SegaAmusements) 2016年11月1日
オリジナルの『Daytona USA』は1994年にアーケードで稼働し、のちにバージョンアップがおこなわれる中でPCやコンソールにも移植された。HDリメイク版であるPlayStation 3版とXbox 360版は現在も購入可能だ。1998年には続編の『Daytona USA 2』が稼働開始した。いずれもアーケード版は反力ステアリングを搭載した大型筐体でプレイできた人気シリーズだ。
今回発表された『Daytona 3』はオリジナル版のゲームエンジンをベースにして開発されている。ゲームには3つの新コースが収録され、その内の一つはアメリカ・フロリダ州デイトナビーチに実在するDaytona International Speedwayになるという。そのほかオリジナル版に収録されていた777スピードウェイ、ダイナソア・キャニオン、シーサイド・ストリート・ギャラクシーがリマスターされたうえで再収録される。また、新たな車種やゲームモードの追加も予定されている。
専用筐体には47インチのLEDモニターが搭載され、最大8人での筐体間通信対戦が可能。観客向けにはテレビの生中継をイメージした映像が27インチのモニターに映し出されて、レースの状況が逐一伝えられる。また詳細は不明だが、ゲーム内ライブカメラシステムが搭載されており、対戦相手の車をオーバーテイクした際などに楽しむことができるそうだ。オペレーター向けには、パーティーモードの搭載により本作を使用したイベントの開催が容易になっているという。
『Daytona 3』は11月14日からアメリカで開催されるアミューズメント関連の国際見本市IAAPA Attractions Expo 2016にプレイアブル出展予定。その頃には本作のさらなる詳細が明らかになるだろう。国内での発表にも期待したい。
2011年に発売されたHDリメイク版『Daytona USA』トレイラー