サバイバー系3Dローグライク『神話構想 スターノート』、4月28日正式リリースへ。『エルシャダイ』に繋がる物語に加え、新コンテンツ続々
crimは4月23日、ローグライクアクションゲーム『神話構想 スターノート』を4月28日に正式リリースすることを発表。正式リリースにあたっては多くのコンテンツが用意されるようだ。

デベロッパーのcrimは4月23日、ローグライクアクションゲーム『神話構想 スターノート』を4月28日に正式リリースすることを発表した。正式リリースにともない、元の『スターノート(STARNAUT)』というタイトルから改題されることとなる。対応プラットフォームはPC(Steam)で、現在は早期アクセス配信中。
『スターノート』は、三人称視点のいわゆるサバイバーライクなローグライクアクションゲームだ。地球が崩壊し人類滅亡後の多元宇宙を舞台に、AIによって作られた最後の宇宙飛行士スターノートとなり、地球再生を目指して地球の記録が搭載されたオメガロケットを打ち上げ続けるのだ。また、本作はゲームクリエイターの竹安佐和記氏が手がける『エルシャダイ』とつながる神話構想の一つであることも発表されている。
本作では、多元宇宙の一部がゲームとして再現されたさまざまなステージが登場。一般的なサバイバーライクの見下ろし視点ではなく、三人称視点で自由にカメラを動かしたり、高低差のある立体的なステージを2段ジャンプで登ったりできることが最大の特徴となっている。無限に現れる敵に対しては、近接パンチできるほか、近くの敵を自動的に攻撃する多彩な武器の中から8種類を装備可能だ。敵を倒すとステージ中でのみ利用できるコインを入手できる。装備品は近くを追従するショップノートに話しかけ、ランダム選ばれた3種類からコインを消費して購入していくかたちだ。また、コインにより武器の強化、もしくはキャラステータスの強化も可能で、武器を増やすのか強化するのかといった判断も重要となる。
そうして敵を倒しつつ強化しながら、ステージに配置されたオメガロケットを打ちあげていく。本作では3分間の酸素制限があり、オメガロケットを1機打ち上げると3分の酸素が補給される。オメガロケットは高所に配置される場合もあり、時間経過で溜まるニトロを消費して大ジャンプしたり、ステージ上のギミックを活用して、酸素が尽きる前にオメガロケットに辿りつく必要があるのだ。さらに、オメガロケットの打ち上げにもコインが必要となり、1機打ち上げるとウェーブが進行して強い敵も増えていく。制限時間内に移動、コイン稼ぎ、強化、打ち上げタイミングなどさまざまな駆け引きが要求され、10機のオメガロケットを打ち上げることができればステージクリアとなる。


ステージクリアすると成績に応じてクリア報酬を貰える。クリア報酬を消費して、新たなキャラクターに相当する「ヘルメット」や新たな武器のアンロック、キャラクターの永続強化なども可能だ。また、各ステージに隠されている200種類以上の「ロストデータ」を収集することも目的の一つであり、ロストデータによりSFストーリーが明らかになっていくという。
本作は、2024年2月にSteamにて早期アクセス配信が開始。これまでのアップデートでは、新たなステージや武器、ヘルメットなどのコンテンツが追加。また、ただすめん氏が手がけた寿司食べアクションゲーム『そろそろ寿司を食べないと死ぬぜ!ユニバース』や『エルシャダイ』とのコラボもおこなわれた。Steamユーザーレビューでは、母数は少ないものの、39件のうち97%が好評とする高評価を得ている。
そんな本作が、『エルシャダイ』14周年の記念日にあたる4月28日に正式リリースされることが発表された。正式リリースでは『エルシャダイ』とつながる神話構想の一環として、新しい物語が追加されるという。本作は元々、2024年11月に正式リリース予定であったところ(関連記事)、のちに延期が伝えられ、その際にも多数の追加コンテンツが予告されていた。今回の正式リリースにあたっては、60ステージ、49種の武器、22種のヘルメット、400種類の敵、53のストーリーエピソードが実装されるなど、さらにボリュームたっぷりのコンテンツが用意される。また、早期アクセスにはなかった武器特性(Weapon Traits)なるものも49種類追加されるようだ。

ちなみに、過去には正式リリースにおいて価格改定(値上げ)されることが発表されていた。本稿執筆時点では4月28日の正式リリースに際しての価格改定は発表されていないものの、興味のある方は今のうちに購入しておくのもいいだろう。
『神話構想 スターノート』は、PC(Steam)向けに早期アクセス配信中。4月28日に正式リリース予定だ。また、早期アクセス限定のヘルメットとして、「イーノックR」「ルシフェルG」なども入手可能だ。