マルチ対応・魔法少年少女ローグライト『スターライトリボルバー』発売まもなく定価を1000円がっつり値下げ。“プレイヤー少ない問題”を受け迅速に決断

Pahdo Labsは9月11日、『Starlight Re:Volver(スターライトリボルバー)』の価格改定を実施。プレイヤーベースの確保を狙った施策であり、コミュニティとの議論の末に決断した格好だ。

デベロッパーのPahdo Labsは9月11日、『Starlight Re:Volver(スターライトリボルバー)』について、販売価格改定を実施した。日本円では税込2499円から1499円と、1000円の値下げになっている。この価格改定については、コミュニティとの議論の末に決定したものだという。すでに購入したユーザーに対しては返金もおこなわれる予定。

『Starlight Re:Volver』は最大4人での協力マルチプレイに対応するローグライトアクションRPG。対応プラットフォームはPC(Steam)で、日本語表示に対応している。

本作の舞台となるのは科学と魔法が融合する最先端の楽園「ニシ・アイランド・メトロポリス(NIM)」。プレイヤーはダイバーとなってこの島を拠点に活動。Re: Volverと呼ばれる奇妙なマシンを操縦して、あらゆることが可能な夢に似た世界「SoMi(ソ=ミ)」のスレッドに入り込んでいく。夢の世界は不思議とノスタルジーに満ちており、アニメからインスピレーションを受けたファンタジー世界が具現化されている。

ゲームプレイは最大4人までの協力マルチプレイに対応。各プレイヤーはさまざまなスキルを持つダイバーを操作する。敵を殲滅した後には提示されたバフやスキルを選択できる、『HADES』を彷彿とさせるローグライト要素があり、ランごとに異なったゲームプレイが展開される点も特徴だ。

今回本作開発元のPahdo Labsは、『Starlight Re:Volver』の価格を24.99ドルから12.99ドルへと改定すると発表した。日本国内向けには、2499円から1499円への改定となる。

この決定についてPahdo LabsのCEO、Daniel Zou氏が経緯を明かしている。本作は早期アクセス配信タイトルとして8月28日にリリースされたものの、プレイヤーベースはあまり伸びていない。リリース直後こそ500人近いプレイヤーが居たものの、現時点では100人弱で推移しており、マッチングにも時間がかかっているという状況だ。そのため、プレイヤーベースを改善し、マッチメイキングしやすくすることが、価格引き下げの狙いのひとつだという。

この決定については、コミュニティからのフィードバックが寄せられていたという。また現時点でのゲーム内コンテンツの量を鑑みたうえで、ユーザーと議論を重ねて「値下げ」という結論にたどり着いたとのこと。

なおすでに購入したユーザーに向けては返金もおこなわれる見込み。ただSteamでは部分的な返金処理には対応していないとのことで、専用ページを開設。初期の価格で購入したユーザーに、差額を個別に返金する対応となっている。返金は最大で30日ほどかかる可能性があるとのこと。さらに9月23日までのゲームにログインしたプレイヤーに向けて、専用の装飾品もプレゼントされるという。気になった人は受け取っておくといいだろう。

出足が挫かれたかたちの本作ながら、リリースから2週間足らずで1000円の値下げを決断するという迅速な対応がとられたかたち。早期アクセス配信タイトルの価格の相場は開発者によってまちまちであり、実装済みのコンテンツ量だけでなく開発資金の確保も目的となっているだろう。とはいえ本作ではコミュニティの意見も取り入れて、プレイヤーベースの確保が優先されたようだ。

ちなみに今後は現状弱いとされているキャラの生存能力を高めたり、スキルなどのクールダウンを全体的に短縮したりする予定と伝えられている。キャラ間のバランスをとりつつ、ゲームプレイの速度を向上させる方針のようだ。そのほか先述の内容に加え、難度の高いソロプレイでもプレイ可能なレベルに調整することなどを意図した大型パッチを今月末までにリリースするとのこと。価格改定およびアップデートとあわせて、プレイヤー数の持ち直しが期待されるところだ。

『Starlight Re:Volver(スターライトリボルバー)』はPC(Steam)向けに配信中。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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