『スター・ウォーズ 無法者たち』に登場する星の多くは、「バイクで5分くらい」で横断可能。広さよりも密度を重視


Ubisoftから8月30日に発売予定の『スター・ウォーズ無法者たち(Star Wars Outlaws)』。海外メディアIGNが本作のクリエイティブディレクターら主要開発メンバーにインタビューしたところによれば、トレイラーでも登場した星トーシャーラはスピーダーバイクで端から端まで移動するのに4~5分かかる広さであるとのこと。

『スター・ウォーズ 無法者たち』は、「スター・ウォーズ」を題材にしたシングルプレイのオープンワールド・アクションアドベンチャーゲームだ。対応プラットフォームはPC(Ubisoft Connect)/PS5/Xbox Series X|S。開発を手がけるのは、代表作に『ディビジョン』シリーズがあるMassive EntertainmentやLucasfilm Gamesなど。映画「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」と「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」の中間にあたる時期の銀河系を舞台にしたオリジナルストーリーが描かれる。

本作では新たに登場する星トーシャーラのほか、タトゥイーン、アキヴァ、キジーミ、カントニカといった映画シリーズに登場した惑星も舞台となる。主人公ケイ・ヴェスは相棒のニックスと共に、自由と新たな人生を求めて冒険。ずる賢い悪党であるケイたちは、裏社会の犯罪組織が繁栄を極めているなか、戦闘や盗みの依頼を引き受ける。そうして銀河系犯罪シンジケートで無法者たちとして上手く立ち回り、銀河系の最重要指名手配犯へと成り上がる。

今回、IGNが『スター・ウォーズ 無法者たち』のクリエイティブディレクターを務めるJulian Gerighty氏らにインタビューをおこなっている。Gerighty氏いわく、本作で登場する5つの星を合計した広さについて、『アサシン クリード オデッセイ』のエリア2~3個分の大きさになるとのこと。ただ同作ではさまざまな広さのエリアがあったため、具体的にどのような規模になるかは不明だ。

一方Gerighty氏は、本作の惑星のサイズについて別の目安も示している。本作ではスピーダーバイクに乗って探索することが可能。同氏はバイクに乗ってトーシャーラの端から端まで行くのにどれくらい時間がかかるかという質問に対し、ノンストップで4~5分かかると答えている。横断に要する時間からはあまり広くないように思えるものの、同氏いわく星にはさまざまなアクティビティが用意されているそうだ。また同氏によると、タトゥイーンとアキヴァもトーシャーラとほぼ同じ規模になるとのこと。5つのうち3つの惑星が横断に4~5分程度の規模になるのだろう。

そしてGerighty氏は、本作について量より質を重視したアプローチを取っていると述べている。マップの広さではなく、常に楽しめるような多彩なアクティビティを盛り込む方針だったそうだ。また広さよりもスピーダーバイクでの移動にかかる時間が重視されているとのこと。“移動しやすさ”も考慮されて、トーシャーラなど3つの星は横断に4~5分程度の広さに落ち着いたのかもしれない。。


このほか本作のマップで起こるアクティビティでは、地上においても宇宙空間においても、オープンワールド全体で突発的なイベントが頻繁に発生しするとも語られている。Gerighty氏いわく「2、3 分ごとに」何かが起こるとのこと。待ち伏せ攻撃だったり、帝国が民間人を逮捕したり、犯罪組織と戦闘になったりと、さまざまなバリエーションがあるそうだ。それに加わるかどうかはプレイヤー次第とのこと。


ちなみに以前VGCが実施したインタビューでは、本作は大規模開発ではないものの、ゲームにとって必要な要素に絞ってリソースを選択して集中し開発していると伝えられていた(関連記事)。そういった開発方針が、マップサイズにも反映されているのだろう。本作で新たに登場する星や、映画シリーズに登場した舞台がどういった形で描かれるのかも注目される。

スター・ウォーズ 無法者たち(Star Wars Outlaws)』は、PC(Ubisoft Connect)/PS5/Xbox Series X|S向けに8月30日発売予定だ。ゴールドエディションおよびアルティメットエディションにはシーズンパスが同梱され、購入者は発売日の3日前からプレイ可能となる。