
『カービィのエアライド』の影響受けるレース&育成ゲーム『Star Garden』、大注目浴びる。開発者は“本家の新作”も心待ちにしながら開発進める
『カービィのエアライド』の影響を受けたレーシングゲーム『Star Garden』が大きな注目を浴びている。

インディーデベロッパーのGame Garageは9月2日、『Star Garden』のKickstarterキャンペーンを開始した。当初の目標額であった3万5000ドル(約515万円)はキャンペーン開始からわずか2時間で達成。本稿執筆時点で約14万ドル(約2050万円)を集めるなど、大きな成功を収めている。
『Star Garden』は『カービィのエアライド』(以下、エアライド)などの影響を受けたレーシングゲームだ。本作では乗り物に変身できるLumiと呼ばれる生物に搭乗。Lumiは自動で前進し、左右へのダッシュや敵プレイヤーへの攻撃ができるほか、パワーをチャージして一時的な速度ブーストを得ることが可能と、『エアライド』と似た操作方法のようだ。

本作は宇宙を旅するストーリーモードや通常のレースモードのほか、CosmiClashなるものが存在。CosmiClashは制限時間内にマップ上のアイテムを集め、最後にプレイヤー同士で戦う『エアライド』の「シティトライアル」に相当するモードとなっている。最大4人までのオフラインプレイ、および最大6人までのオンラインプレイに対応する予定としている。
また、本作ではLumi Gardenモードにて搭乗するLumiの育成が可能。プレイヤーがLumiに与えるエサやアイテム、そして触れ合い方によって姿かたちやレーシング性能の異なった個体に進化していくそうだ。こちらは『ソニックアドベンチャー2』に登場したチャオ育成モード、「チャオガーデン」を参考にしているとのこと。チャオガーデンでチャオを用いたミニゲームが遊べたように、本作でもLumiを使用したエキシビションマッチの実装が予定されているようだ。


そんな本作は9月2日にKickstarterキャンペーンを開始。2時間で目標額の3万5000ドル(約515万円)達成し、本稿執筆時点で約14万ドル(2050万円)を集めるなど、大きな注目を集めている。Kickstarterページにて、本作は『エアライド』や『ソニックアドベンチャー2』、『ジェットセットラジオ』などの00年代のゲームを強く意識していると述べられている。そうしたゲームを遊んで育った層のノスタルジーにうまく刺さった結果、多くの支持を集めたのかもしれない。
ちなみに、本作を開発するGame Garageは、8月19日に放映された「カービィのエアライダーDirect」に対し反応。本作が『エアライド』から着想を得て2年前から開発されていたことを明かし、『カービィのエアライダー』を遊ぶ時を待ちきれないと述べている。
『Star Garden』はPC(Steam)向けに発売予定。なお、Kickstarterキャンペーンの開始と同時にPC版の体験版が配信されており、CosmiClashのオフライン、オンライン対戦と、Lumi Gardenのプレビュー版を遊ぶことが可能。
