宇宙工場自動化ゲーム『Star Birds』、「圧倒的に好評」を得る絶好調スタート。小惑星を掘って資源打ち上げ、宇宙をまたいだサプライチェーン構築
Toukana Interactiveとkurzgesagt - in a nutshellは9月10日、『Star Birds』の早期アクセス配信を開始。本作はさっそく多くの好評を集めている。

デベロッパーのToukana Interactiveとkurzgesagt – in a nutshellは9月10日、『Star Birds』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示に対応している。本作はさっそく高い評価を獲得している。
『Star Birds』は基地建設・工場自動化ゲームだ。本作の主人公となるのは、外宇宙を探検している鳥たち。プレイヤーは小惑星から資源を採掘し、宇宙ステーションと接続してさまざまなアイテムを製造していく。

本作のマップには、いくつもの小惑星が存在。それぞれの小惑星には鉄やウランなど独自の資源が眠っており、施設を建築してパイプでつなぐことで採掘できる。本作ではミッションとして特定のアイテムを入手するように課されるため、基本的にミッションの達成を目指してアイテムを探し求めていくことになる。
ゲームの進行とともにミッションは複雑化し、資源そのものではなく、特定のアイテムを組み合わせて作る生産品が求められるようになっていく。ひとつの小惑星で採れる資源では複雑なアイテムは生産できないため、小惑星ごとにロケットや着陸パッドなどを建設し、惑星間で輸送網を築いていく。
そうして生産ラインは複雑化していくが、本作では生産物の輸送に使うパイプラインは、原則として交差させることができない。生産施設が建てられる場所は基本的に決まっているため、パイプを交差させずにうまく流通網を構築する必要がある。そうしてマップの目標を達成すると、ステージのクリアとなる。

本作はドイツに拠点を置くゲームスタジオToukana Interactiveと、やはりドイツのアニメーションスタジオkurzgesagt – in a nutshell(以下、kurzgesagt)がコラボレーションして制作された作品だ。Toukana Interactiveはこれまでに街づくりパズルゲーム『Dorfromantik』を制作。同作はSteamにて2万件以上のユーザーレビューを集め、「圧倒的に好評」ステータスを得るなど人気を博した作品だ。
一方のkurzgesagtは、YouTubeを中心に2013年から活動しているスタジオである。科学的なトピックを解説するアニメ動画などを制作しており、本稿執筆時点でのYouTubeのチャンネル登録者数は約2450万人を記録。世界的な人気を有している。
本作『Star Birds』は、そんな両スタジオが共同制作で開発した作品だ。Steamユーザーレビューでは、本稿執筆時点で約600件中95%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。パイプのつなぎ方を考えるパズル的なゲームプレイや、リラックスできるゲームの雰囲気などが好評を得ている。実績あるふたつのスタジオがコラボレーションし、両スタジオの作風が反映された作品になっていることが評価されているかたちだ。
なお本作は早期アクセスとしてリリースされている。早期アクセス期間は約1年を想定しているが、変更される可能性もあるとのこと。現時点で基本的なゲームプレイ部分は体験でき、2つの星系を含む、ストーリーキャンペーンの冒頭部分をプレイ可能。今後はキャンペーンの続きなどの新コンテンツや、カットシーンなどが追加されていく予定だという。正式リリース時には価格を上昇させる予定もあるとのことだ。
『Star Birds』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中だ。ゲーム内は日本語表示に対応している。また現在リリース記念セールがおこなわれており、9月25日まで定価の10%オフとなる税込2070円で購入可能。