『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl』早くも売上100万本突破、Game Pass抜きで。待望の15年ぶり新作、マッハで大台達成
デベロッパーのGSC Game Worldは日本時間11月21日、オープンワールドサバイバル・ホラーFPS『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl』を発売した(日本国内展開はセガが担当)。同スタジオは本日11月22日、本作が早くも売上が100万本を突破していることを発表した。また本作はPC/Xbox Game Pass向けにも提供されており、さらに多くのプレイヤーを集めているという。
本作は、サバイバル・ホラーFPS『S.T.A.L.K.E.R.』シリーズの最新作だ。主な舞台となるのは、チョルノービリおよびその周辺の立入禁止区域「ゾーン(The Zone)」だ。プレイヤーはストーカー(S.T.A.L.K.E.R.)と呼ばれる、一攫千金を狙う者たちのひとりとなって、貴重なアーティファクトなどを求め危険地帯に飛び込んでいく。プレイヤーは凶暴なミュータントや「アノーマリー」と呼ばれる存在などのほか、武装した派閥間の争いも切り抜けつつ、広大なオープンワールドを探索していくのだ。
本作はSteamにて、本稿執筆時点で最大同時接続プレイヤー数は約11万8000人を記録(SteamDB)。根強い人気をもつシリーズの15年ぶりの続編ということで、発売後すぐさま大盛況を見せていた。
そんな本作は早くも売上が100万本を突破しているという。発売から2日たらずでの報告となる。PC/Xbox Game Passでのダウンロードを除く記録のようだ。
なお本作に向けては、不具合の多さや最適化不足についての報告も寄せられている。特にパフォーマンス面の課題については指摘が集まっている状況だ。GSC Game Worldは発売に際して声明を投稿し、開発元にとって今まで手がけたことのないスケールの作品であり、発売時点ではまだ粗い部分(rough edges)が残っているかもしれないと言及。プレイヤーのフィードバックを注視し、問題に早急に対処していくことを伝えている。
そうした課題もある一方で、荒廃した世界観やシビアなゲームバランスといった持ち味を受け継ぎつつ進化したグラフィックやゲームプレイへの評価も集まっている。当初不具合報告などから「やや好評」ステータスでの幕開けとなったSteamユーザーレビューも、本稿執筆時点では約1万8000件中80%が好評とする「非常に好評」ステータスまで持ち直している。これからもブラッシュアップが続けられると見られ、今後の賑わいも注目されるところだろう。
『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com/Microsoft Store)/Xbox Series X|S向けに発売中だ。PC/Xbox Game Pass向けにも提供されている。