『すばらしきこのせかい』ディレクター神藤辰也氏、スクウェア・エニックスを退職

スクウェア・エニックスの神藤辰也氏は6月1日、同社を5月31日をもって退職したことを報告した。

スクウェア・エニックスの神藤辰也氏は6月1日、同社を5月31日をもって退職したことを報告した。

神藤氏は、スクウェア・エニックスにてアニメーターやディレクターを務めてきたベテランだ。『ファイナルファンタジー』シリーズや、『キングダム ハーツ』シリーズに携わってきたほか、2007年発売の『すばらしきこのせかい』ではディレクターを担当。『すばらしきこのせかい -Final Remix-』でもディレクターを務めたのち、14年振りの新作となる2021年発売の『新すばらしきこのせかい』にもシリーズディレクターとして携わっていた。

今回神藤氏は、スクウェア・エニックスを退職したことを発表。同社に29年間在籍してきたそうで、携わってきた作品を改めて振り返っている。ファンへの感謝と共に、今後もコンテンツ作りに注力していくことを伝えており、クリエイターとしての活動を続けていくのだろう。

なお『新すばらしきこのせかい』が発売された2021年にはメディアミックスプロジェクトとしてアニメが製作されるなど、シリーズのリブートも図られていた。セールス面での苦戦は伝えられていたものの、作品自体はファンから高い評価を得ている(関連記事)。根強い人気のある作品であり、同シリーズを手がけてきた神藤氏の今後の活動は注目される。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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