協力2人プレイ専用ゲーム『スプリット・フィクション』、わずか48時間で売上100万本達成。早速バズる“山場と小ネタ”ドカ盛り大冒険

Hazelight Studiosは3月11日、『スプリット・フィクション(Split Fiction)』の売上本数が100万本を超えたことを発表した。なんと48時間での大台達成となった。

デベロッパーのHazelight Studiosは3月11日、『スプリット・フィクション(Split Fiction)』の売上本数が100万本を超えたことを発表した。これは発売から48時間で達成した記録だという。

『スプリット・フィクション』はローカル・オンラインでの協力2人プレイ専用アクションゲームだ。主人公は作家であるミオとゾーイ。それぞれSFとファンタジーのジャンルを得意分野としている2人は、あるきっかけから自分たちが作りだした物語の世界に閉じ込められてしまう。この世界から脱出するためにSFとファンタジーの世界を行き来しつつ、険悪だったミオとゾーイが協力し、信頼しあうようになっていく。

ゲームプレイでは画面分割とひとつの画面表示が切り替わりつつ進行。サイバーパンク世界で重力を切り替えたり、グラップリング能力を駆使したりや、ファンタジー世界で動物に変身して通常では進めないようなところを進んでいったりする。ミオとゾーイには異なった能力が与えられることがあり、二人で協力しないと進めない場所も存在する。そのため相手と息を合わせつつ、力を合わせていくのだ。

そんな本作について今回、発売後48時間で100万本の売上を達成したと発表されたかたち。開発元Hazelight Studiosの前作『It Takes Two』も人気を博し発売から約1か月で100万本を達成したが、『スプリット・フィクション』はそれをはるかに上回るペースとなっている。なお本作もフレンドパスに対応。本作を遊ぶ際には片方のプレイヤーがゲームを購入していれば、もう片方は購入していなくてもプレイ可能、という仕組みだ。また本作のフレンドパスでは新たにクロスプラットフォームでのプレイに対応した。このことも間口を広げたとみられ、実際には売上本数以上にプレイヤーがいるのだろう。

本作は3月7日にリリースされた作品ながら、メディアレビューが解禁された3月5日にはレビュー集積型サイトMetacriticのメタスコアで91と、すでに大作が数多く並ぶ中で今年最高のスコアを記録。またSteamDBでは発売日に4万人超の同時接続プレイヤー数でスタートを切ったかと思えば、連日ピーク時には20万人のプレイヤー数を記録する大盛況を博している。ユーザー評価も非常に高く、PS Storeでは約6700件の評価が寄せられ、星5点満点のところ4.9点を獲得。Steamユーザーレビューでも約1万4300件のうち98%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得している。

レビューでは、『It Takes Two』以上に多様性に富んだステージのほか、テンポの良いアクションなども評価を受けているようだ。またたとえば“しつこいキャプチャ認証”などネットミーム的な要素も含めてプレイヤーを飽きさせない多種多様な遊びが盛り込まれており、SNS上でも大きな反響が見受けられる。そうした口コミも売上に繋がっているのだろう。

なお『It Takes Two』については、1か月ほどで100万本売上を達成した後も順調に記録を伸ばし続け、約3年半で2000万本の売上を突破したことが伝えられていた(関連記事)。『スプリット・フィクション』はそんな人気の前作から比較にならないほど早く売上を伸ばしているようであり、『It Takes Two』の記録をどれほどの早さで更新していくのかも気になるところだ。

『スプリット・フィクション』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/EA app)/PS5/Xbox Series X|S向けに配信中。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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