2人プレイ用“視界と操作”分担ゲーム『Split Brain』話し合い超重要謎解きで好評率100%のままじわ伸び中。見るだけ担当と動き担当のやきもき協力脱出ゲーム

Shagar and Drumnamは12月6日、『Split Brain』をSteam向けにリリースした。本作は二人協力プレイ専用作品で、キャラクターの操作と、周囲の観察の役割にそれぞれが分かれていることが特徴。本作のゲームプレイには、じわじわと好評が寄せられている。

デベロッパーのShagar and Drumnamは12月6日、『Split Brain』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作はリリースからじわじわと好評を集め続けているようだ。

『Split Brain』は、協力型のアクションアドベンチャーゲームだ。ふたりのプレイヤーが協力することになる。音声によるコミュニケーションを通じてパズルなどを解き、Hexartureからの脱出を目指す。

本作の特徴は、ふたりのプレイヤーがそれぞれ「キャラクターの操作」と「周囲の観察」を担う点だ。片方は一人称視点にて操作を担当。アイテムを拾ったり、ギミックを作動させたりするなどして、操作キャラクターを脱出させることになる。もう片方のプレイヤーは三人称視点で、より広い範囲を観察可能。キャラクターの操作はできないものの、フィールドを観察し、得られた情報を口頭でもう一人のプレイヤーに伝える役割となっている。

ここで、三人称視点のプレイヤーと一人称視点のプレイヤーでは見えるものが異なっている。たとえば本来なら床がないところでも、一人称視点のプレイヤーには床があるように見えてしまっている。そのほか片方のプレイヤーからは何もない壁面に見えている部分は、もう片方のプレイヤーからすると手がかりが記されていることもある。そうした“真実”を、各プレイヤーは言葉による説明だけで伝えあい、謎を解いていくわけだ。

本作は今年9月の体験版リリースを経て、12月6日に配信開始。その後数は少ないながらもじわじわと好評レビューを獲得。本稿執筆時点で25件のレビューが寄せられており、そのすべてが好評となっている。

レビューとしては、ふたりでコミュニケーションを取る協力型のゲームプレイが好評。なかにはパートナーとのやきもきするやりとりを体験しつつも、頭をひねる謎解きを楽しんだというプレイヤーが散見される。同じく非対称の協力プレイを特徴とする『We Were Here』になぞらえつつ本作を評価する声もあり、着実に好評が寄せられているようだ。

ちなみに本作は本稿執筆時点で日本語に非対応ながら、「内容を理解してもらえるように」とSteam上のゲーム説明は日本語に対応している。加えてShagar and Drumnamによれば、日本語対応を希望する場合には、ウィッシュリスト追加での支援を呼びかけている。今後のウィッシュリストの登録数によっては、日本語でのプレイに対応する可能性もありそうだ。

『Split Brain』はPC(Steam)向けに販売中だ。ストアページでは、体験版も配信されている。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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