『スプラトゥーン3』新ブキ大量実装を前に“ブキチ説明ラッシュ”が恐れられる。30連発大長編ブキ説法の影
任天堂は『スプラトゥーン3』の大型アップデートver.10.0.0について、ある“懸念”が一部ユーザーから寄せられている。

任天堂は『スプラトゥーン3』の大型アップデートver.10.0.0を6月12日に配信する。ver.10.0.0ではブキが計30種追加されることが明かされているが、ブキ追加をなぜか“懸念”する声も見られている。
本アップデートでは、ブキセットとして「バンカラコレクション バラズシ・シチリン」が実装予定。既存のブキをベースに、サブ・スペシャルウェポンがカスタマイズされた30種類が収録されるという。そのほか新たなステージとしてデカライン高架下が実装される。またブキの熟練度上限も星5個から星10個にアップし、新たなバッジも獲得可能。S以上のウデマエのプレイヤーについては、ブキチャレパワーも実装される。
そんな今回のアップデートについて、ある“懸念”が寄せられているようだ。本作にはブキチと呼ばれるキャラクターが登場する。ブキチはカンブリアームズの3代目店主で、インクリングたちが使うブキを取り扱っている。ブキチはブキをこよなく愛する生粋のミリタリーマニアであり、ブキを購入しに来たインクリングに対し、新たに開放されたブキの長い説明を熱く展開してくる。そして6月12日には先述のとおり30種ものブキが新たに実装予定。プレイヤーは、30種の新ブキ説明をいっぺんに聞かなければならない可能性があるわけだ。このことがさっそく一部ユーザーたちに心配されている。
では仮に30種類一気にブキチが説明してくるとして、実際に6月12日にはどれほどの長さの説明をブキチから聞く必要があるのだろうか。既存のブキについて筆者で確認したところ、ブキチの説明にあわせ、手動でメッセージを送った際には、1ブキにつき約13秒の説明時間となっていた。つまり単純計算で390秒、6.5分もブキチの説明を拝聴しなければならない。

ちなみにブキチの説明は初代『スプラトゥーン』の頃から長いとの評価を受けており、『スプラトゥーン2』では「もっと知りたい!」という項目を選ぶことで、ブキチの説明を自動で聞き流せるモードが実装された。『スプラトゥーン3』でもこの機能は引き継がれており、こちらを使うと、なんと1ブキあたり4秒弱まで短縮される。“自動聞き流しモード”にすれば、2分程度までブキチの説明を短縮できるだろう。
とはいえ『スプラトゥーン3』において2分はナワバリバトルの3分の2の時間であるし、ガチマッチでは一方的な展開になれば2分で決着がつくことも珍しくない。ましてや6.5分という時間は、実にナワバリバトル2回分、ガチマッチでも時間いっぱい戦うことができるほどだ。30種類一気にブキの説明がされるかはあくまで不明ながら、通例通りであれば試合に匹敵するくらいの長さの説明を聞かされることになるだろう。
いずれにせよ大量の新ブキ実装という喜ばしいはずのニュースに、本作ならではの“心配”も広がっている格好だ。アップデート後にカンブリアームズを訪れる際には、時間に余裕をもっていくといいかもしれない。
『スプラトゥーン3』はNintendo Switch向けに販売中。更新データVer.10.0.0は6月12日午前10時に配信予定だ。