ドット絵・水たまり異世界アクション『水たまりのスペクトル』Steamにて12月27日配信へ。虹の消えない幻想世界で傘を振り回す少女の戦い

インディーゲーム制作サークルのミズタマリズムは12月20日、『水たまりのスペクトル』を12月27日にリリースすると告知した。水たまりの世界で少女が傘を武器に戦う、アクションゲームである。

インディーゲーム制作サークルのミズタマリズム(mizutamarism)は12月20日、『水たまりのスペクトル』を12月27日にリリースすると告知した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、価格は580円。発表にあわせて、ストアページも更新されている。

『水たまりのスペクトル』は、水たまりの世界で少女が傘を武器に戦う、アクションゲームである。本作の舞台は、どこまでも水たまりが続く不思議な場所だ。雨上がりの空には消えない虹がいつまでもかかっているのだという。本作ではひとりぼっちの少女が、異世界に迷い込んでしまう。水たまりの世界へ迷い込んだ彼女の戦いや出会いが、アクションゲームとして繰り広げられる。

少女は傘を手に、画面上に現れる敵と戦っていく。本作で少女が持っている傘はただの傘であるが、水たまりの世界においては立派な勇者の剣なのだという。動画を見る限りでは傘で直接敵を殴ったり、水のような攻撃を弾いたり、水のレーザーを撃ったりしている様子が確認できる。ガードやジャンプ、必殺技といったアクションも含めて、本作では傘を武器に戦いを繰り広げるのだ。水たまりの世界は4つのステージで構成されており、大量の敵や青い髪の少女といったボスが待ち受けている。

また本作では特殊な効果をもった持ち物や必殺技によって、主人公をカスタマイズ可能。水滴のヘアピンでは連続攻撃が可能となり、黄色のレインコートではHP/SP上限が増えるなど、好みや状況にあわせて装備を選びながら、ステージを攻略していく。少年少女が遊びとして思い描く空想のような傘を使った戦いが、ドット絵で表現されている点も特徴だろう。

本作は、インディーゲーム制作サークルのミズタマリズムが手がけている。本作は5月の「東京ゲームダンジョン5」への試遊出展や、11月のSteamストアページ公開を経て制作が進められてきた。ミズタマリズムのX(旧Twitter)アカウントによると、本作はなんとか完成まで漕ぎ着けそうとのこと。少なくとも完成に近い状態までは、開発が進んでいるのだろう。なお「東京ゲームダンジョン5」出展時の情報によれば、同作はプログラマーのカミノマ氏とデザイナーの殻座氏によって制作がおこなわれているようだ。

『水たまりのスペクトル』は、PC(Steam)向けに12月27日リリース予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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