一人二役対戦FPS『Spectre Divide』Steamにて9月4日リリースへ。入れ替わりを駆使した“疑似6対6”で繰り広げられる基本プレイ無料シューター


デベロッパーのMountaintop Studiosは8月28日、『Spectre Divide』を9月3日にリリースすると発表した。日本では時差の関係で、9月4日のリリースとなる。対応プラットフォームはPC(Steam)で、基本プレイ無料。ゲーム内は日本語表示に対応する。

『Spectre Divide』は3対3のタクティカルFPS。『Counter-Strike 2』や『VALORANT』と同様の、いわゆる「爆破系FPS」だ。本作では、攻撃側と防衛側にわかれて戦う。攻撃側はマップに存在する特定のエリア内に一定時間で起爆する爆弾を設置し、爆破させることが目的。一方の防衛側は、相手を全滅させるか、設置された爆弾を解除することが目的となっている。この一連の流れを、攻守を入れ替えつつ繰り返し、既定のラウンドを取得することで勝利となる。

本作の最大の特徴は「Duality」と呼ばれるアイテムだ。プレイヤーはDualityを投げ、任意の場所に設置することができる。そしてアイテムを発動すると、先ほどDualityを投げた位置にふたつめの身体である「Spectre」を召喚することができる。つまり3対3であるにもかかわらず、実質的には6対6のように戦うこととなる。入れ替わりを駆使した戦略を活かしつつ、勝利を目指すのだ。


本作は8月2日に発表され、負荷テストやクローズドベータテストが実施されてきた。クローズドベータテストについては、最大同時接続プレイヤー数約2万1000人を記録(SteamDB)。8月13日から8月21日までの一週間の限られた期間の開催だったものの、ゲームディレクターのBopNSwap氏が投稿した統計では、のべ約4500万キルが集計されていたり、「Duality」による入れ替わりが約9000万回おこなわれていたりと、数字の大きさから盛況ぶりがうかがえる。

今回、そんな本作のリリース日が決定したかたち。日本(Asia Pacificサーバー)では9月4日午前2時からサーバーが稼働する予定。リリースにあわせて、新マップ「Commons」が実装される見込みだ。ソロ/チームそれぞれにランクマッチも実装されるようで、こちらはリリース直後から利用可能になる。


本作を手がけるMountaintop Studiosは、Respawn EntertainmentやRiot Games、Bungieなどに在籍していたスタッフたちで構成されている。『Counter-Strike: Global Offensive』や『VALORANT』に携わった業界のベテランたちが開発した本作が、リリース後どのように進化していくかも注目したいところだ。

『Spectre Divide』はPC(Steam)向けに基本プレイ無料でリリース予定だ。