“一人二役”対戦FPS『Spectre Divide』発表。3対3が「疑似6対6」になる配置・入れ替わりシステム採用のタクティカルシューター


デベロッパーのMountaintop Studiosは8月2日、『Spectre Divide』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、基本プレイ無料にて提供予定。ストアページによれば、ゲーム内は日本語表示に対応する。

『Spectre Divide』は3対3のタクティカルFPS。『Counter-Strike 2』や『VALORANT』と同様の、いわゆる「爆破系FPS」だ。本作では、攻撃側と防衛側にわかれて戦う。攻撃側はマップに存在する特定のエリア内に一定時間で起爆する爆弾を設置し、爆破させることが目的。一方の防衛側は、相手を全滅させるか、設置された爆弾を解除することが目的となっている。この一連の流れを、攻守を入れ替えつつ繰り返し、既定のラウンドを取得することで勝利となる。


本作の最大の特徴は「Duality」と呼ばれるアイテムだ。プレイヤーはDualityを投げ、任意の場所に設置することができる。そしてアイテムを発動すると、先ほどDualityを投げた位置にふたつめの身体である「Spectre」を召喚することができる。つまり3対3であるにもかかわらず、実質的には6対6で戦うこととなるのだ。

身体は一度にどちらか片方しか操作できないものの、Spectreとはいつでも交代が可能。Spectreと射線を交差して組んだり、複数のサイトを一人で同時に確認したりということもできるだろう。さらにプレイヤーかSpectreのどちらかが生きている限りはラウンドに参加できるため、一度敵にやられてしまっても、リベンジのチャンスがあるといえる。


また本作には20種類の武器が登場。Spectreにスナイパーライフルを持たせ、プレイヤーキャラはショットガンを持って死角に潜む、などといった、入れ替わり前提の戦略なども重要になってくるだろう。

加えて8種類のスポンサーキットも存在。スモークやフラッシュグレネード、索敵装置などが用意されており、プレイスタイルに応じてロードアウトを選択することが可能だ。


本作を手がけるのはMountaintop Studios。同スタジオはRespawn EntertainmentやRiot Games、Bungieなどに在籍していたスタッフたちで構成。そして本作は元FPSプロゲーマーでストリーマーのShroud氏の協力も受けつつ開発が進められていたという。『Counter-Strike: Global Offensive』や『VALORANT』に携わった業界のベテランたちが開発し、熟練プレイヤーによるアドバイスなども経て、新たな爆破系FPSが生み出されたかたちだ。

『Spectre Divide』はPC(Steam)向けに基本プレイ無料で配信予定だ。なお現在Steam上では、プレイテストの参加リクエストが可能となっている。