宇宙放浪・自動化MMO『SpaceCraft』Steam向けに発表。みんなで資源を掘って自動化し、企業を作って宇宙経済構築、戦略ゲームの名手スタジオが手がける野心作
デベロッパーのShiro Gamesは12月6日、『SpaceCraft』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2025年中に早期アクセス配信を開始予定。
『SpaceCraft』は銀河を舞台とするSFオンラインゲームだ。プレイヤーは自らの宇宙船をデザインし、資源を収集。戦闘をこなしつつ基地を自動化して、星をまたがる輸送網を構築していく。
本作の舞台となるのは、人類が宇宙に進出した数百年後の世界だ。繫栄していた人類は古代文明の戦闘マシン・トライポッドを再起動してしまい、過酷な戦争へ突入。100年に渡る戦いの末に、人類は絶滅寸前となっている。しかし人類はあるとき、遠くの銀河より暗号メッセージを受信。メッセージによりポータルを発見した人類は未知の銀河へ避難し、文明の再建を試みるのだった。
ゲームプレイでは、リアルタイムで宇宙を移動しつつ惑星を探索していくことになるという。惑星にはさまざまな天然資源が存在しており、採掘や加工が可能。掘り出した資源は売却したり、宇宙船のパーツを作って船を組み立てることが可能。船のデザインは自由に設計でき、船の設計図をほかのプレイヤーに販売することもできるそうだ。
またプレイヤーはドローンや貨物船を使用し、生産工程を自動化することができるという。惑星内の資源の採掘や加工のほか、惑星間の輸送も自動化していくことができるとのこと。また複数のプレイヤーで企業を設立して、宇宙の物流を管理していくこともできるそうだ。リアルタイムで変化する宇宙の経済が描かれるとのことである。
そのほか、本作には戦闘要素も存在。宇宙海賊などのならず者が銀河を徘徊しており、輸送の際には艦隊戦闘をこなす必要もあるようだ。レーダーによる検知やスキルなどを駆使した、戦術的な戦いが展開されるとのこと。複雑なメカニズムをもちつつも、直感的な操作が可能なバトルになるとのことだ。
そんな本作は早期アクセスとして配信予定。早期アクセス期間は少なくとも6か月以上を予定しているという。早期アクセス開始時点でゲームの主要な要素は用意され、バグも少ない洗練された体験が提供される見込みとのこと。配信開始後は新たなセクターなどコンテンツを追加し、ゲームバランスを調整していく予定という。コンテンツ量の増加にともない、価格を上げていく予定もあるそうだ。
本作を手がけるShiro Gamesはフランス・ボルドーに拠点を置くゲームスタジオだ。過去には『Northgard』『Wartales』『Dune: Spice Wars』など、数々の人気ストラテジーゲームを制作している。発表によると、本作『SpaceCraft』は同スタジオ史上もっとも野心的な作品であり、これまでの作品の集大成となるとのことである。
『SpaceCraft』はPC(Steam)向けに、2025年に早期アクセス配信開始予定だ。