西部劇風“ソウルライク”2DアクションRPG『Tombwater』11月13日リリースへ。人気作『オーシャンズハート』開発者が放つ、殺伐ダークウエスタン

Midwest Gamesは9月3日、ソウルライク見下ろし型アクションRPG『Tombwater』を日本時間11月13日にリリースすると発表した。

パブリッシャーのMidwest Gamesは日本時間9月3日、Moth Atlasが手がける2DアクションRPGTombwaterを日本時間11月13日にリリースすると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。

『Tombwater』は、西部劇風の世界観で描かれる見下ろし型2DアクションRPGである。プレイヤーは一人のガンマンとして、仲間とともに一攫千金を狙い、金庫を運んでいる列車に乗りこむ。しかしお目当てのお宝は見つからず、正気を失った乗客たちに襲われてしまう。プレイヤーはなんとかその場から逃れるために列車から飛び降りるが、仲間とはぐれてしまい、なし崩し的に鉱山の町Tombwaterを訪れることになる。かつて栄えていた町は狂気に蝕まれた住人たちであふれ、化け物までもうろついているという有り様だ。果たしてこの町に何が起きたのか。孤独なガンマンの戦いが幕を上げる。

ゲームプレイはドット絵で描かれる見下ろし視点のアクションRPGとなっている。移動のほかにはダッシュ、近接攻撃、射撃、アイテム使用といったアクションが存在する。ダッシュはボタンを押すと一定距離をすばやく移動するアクションになっており、回避に用いるほかに、地面の穴を飛び越えるアクションも兼ねている。

近接攻撃はすばやく繰り出すことができ、回数にも制限はないが、威力は低めで、残弾のリロードも兼ねている。射撃は威力が高く、遠くの敵にも当てられるが残弾を考慮しなければならない。アイテム使用ではスロットに登録しておいたアイテムを使うことができ、回数に制限のある体力回復などをおこなうことができる。素材からアイテムをクラフトすることもでき、一時的に能力を向上させる飲み薬や、爆薬などを作ることができるようだ。

本作は公式に「ソウルライク」であると説明されており、『ダークソウル』シリーズなどを思わせるシステムになっている。たとえば行く先々で見つけられる焚き火は、セーブポイントと回復ポイントを兼ねており、回数制限のある消耗品も補給され、死んだときの復活場所にもなっている。戦闘の難度も高く、敵の攻撃をきちんと回避することができなければあっという間にやられてしまうだろう。ちなみに死んだ場合は最後にチェックした焚き火で復活し、死んだ場所にGhostが残される。Ghostの近くにいるとゆっくりと体力が回復していくため、苦戦を強いられた場所を再び訪れた際に少し有利に戦うことができる仕組みだ。

このほかにも、トレイラーでは空中でダッシュする方向を変える二段階ダッシュや、オブジェクトに引っ掛けて移動する鈎縄のようなアクションも確認できる。メトロイドヴァニアのように新たなアクションの解禁によって行動できるエリアが広がっていく仕組みになっており、峡谷や森、鉱山など、さまざまなエリアを冒険することになるようだ。

本作を手がけるMoth Atlasは、アメリカ合衆国オハイオ州に拠点を置くインディーゲームデベロッパーである。開発者のMax Mraz氏の個人スタジオで、開発はMax氏1人、あるいは2人でおこなっている。過去にはSteamで「非常に好評」ステータスを獲得している『オーシャンズハート』をリリースしているほか、“2D版Bloodborne”として好評を博した『Yarntown』や、『Hallow’s Eve』など、複数の2DアクションRPGを送り出してきた。同スタジオの得意ジャンルである2DアクションRPGに「ソウルライク」なシステムが組み合わさり、歯ごたえのある戦闘を味わえる作品となりそうだ。

『Tombwater』は、PC(Steam)向けに日本時間11月13日リリース予定だ。

Naoto Morooka
Naoto Morooka

1000時間まではチュートリアルと言われるようなゲームが大好物。言語学や神話も好きで、ゲームに独自の言語や神話が出てくると小躍りします。

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