Xbox版だけ無期限延期になったソウルライクゲーム、Phil Spencer氏のチーム直々のサポートで“できるだけ早く”発売へ。「2か月間マイクロソフトの返事なし」状態から一転解決
デベロッパーのJyamma Gamesは9月6日、発売無期限延期とされていた『エノトリア:ザ ラスト ソング(Enotria: The Last Song)』Xbox版を“できる限り早く”発売できる目途がついたと報告した。2か月にわたり返事が来なかったとされるマイクロソフト側から連絡があり、Xboxチームと協力しながら対応が進められているそうだ。
本作は、イタリアの伝承や文化の影響を受けるソウルライク・アクションRPGだ。開発を手がけるのはイタリアに拠点を置くJyamma Games。本作の舞台は、カノヴァッチオと呼ばれる終わりなき邪悪な演劇に飲み込まれてしまった世界。その演劇において役目を与えられていない唯一の存在である主人公「変化の仮面」が、世界を停滞から解放させるべく危険で美しい世界を冒険する。
本作は延期を重ねつつも、9月19日にPC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5向けに発売される見込み。一方でXbox Series X|Sも対応予定プラットフォームに含まれていたものの、先日無期限延期するとの発表がおこなわれていた。またJyamma GamesのCEOを務めるJacky Greco氏は公式Discordサーバーや本作公式Xアカウント上で、延期の理由を訊いたユーザーに回答。スタジオとしてはXbox版の発売準備はできており、マイクロソフトにも連絡したものの、約2か月にわたり返事が来ずリリースの目途がつかないことを明かしていた(関連記事)。
そうした状況は各メディアにも報じられ、物議を醸していた。一方その後Greco氏は公式Discordサーバーにて続報を説明。マイクロソフト側から今回の状況への謝罪があったと明かし、できるだけ早く問題解決に向けて取り組んでいるとした。
そして今回、本作公式Xアカウントは声明を投じ、改めてXboxチームと直接連絡をとることができたと発表。マイクロソフトのゲーム部門CEOでXbox事業を率いるPhil Spencer氏と、同氏のチームが直々に対応し、状況の解決をサポートしているという。声明ではコミュニティからの応援に対しての感謝も綴られている。
現在Jyamma Games はマイクロソフトと密接に連携しながら、Xbox版のリリースに向けて取り組んでいるとのこと。Xbox版もできるだけ早くリリースできるように対応が進められているそうだ。
発売を目前に無期限延期とされた『エノトリア:ザ ラスト ソング』Xbox版ながら、事態は解決に向けて進んでいるようだ。マイクロソフト側からは謝罪も伝えられたとされており、約2か月にわたり返事が来なかったという背景には何らかの手違いもあったのだろう。一転して、Phil氏のチーム直々の手厚い対応がおこなわれている格好だ。
『エノトリア:ザ ラスト ソング(Enotria: The Last Song)』はPC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5向けに9月19日リリース予定。Xbox Series X|S向けにもできる限り早くリリースされる見込みだ。本作はセガのアジア向けサブパブリッシングにより、日本語ローカライズもおこなわれる。