宇宙サムライアクションRPG『SOL Shogunate』発表。幕府が支配する月面都市でサイボーグ浪人剣戟、元CDPR・Guerrilla Gamesなどのベテラン開発陣が放つ
Chaos Manufacturingは12月5日、スペースサムライアクションRPG『SOL Shogunate』を発表した。

デベロッパーのChaos Manufacturingは12月5日、アクションRPG『SOL Shogunate』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)およびPS5を含むコンソールで、配信時期は未定。
本作は平行世界の未来の宇宙を舞台に、“スペースサムライ”として戦う三人称視点アクションゲームだ。Steamストアページによると、ゲーム内は日本語音声・テキストに対応する模様。

『SOL Shogunate』の舞台となる世界では、強大な天陽幕府の将軍家が太陽系を支配しており、月面にその権力の拠点が構築。軌道エレベータ群や高速列車網が築かれ、人工重力や昼夜が再現された大都市が存在する。主人公のユヅキは、かつて隆盛を誇った侍一族の生き残りであり、追われる身の浪人となった彼女は、一族を虐殺した宿敵への復讐のため月へと向かう。
月面には、巨大な建造物が建ち並ぶ壮大な大都市が存在するほか、クレーターからさらに深部へと延びる採掘都市などが存在。封建時代の日本をオマージュしたような環境も用意され、プレイヤーはジェットパックやグラップルケーブルといった装備を駆使して探索する。月面の都市にはさまざまな重力環境が存在し、それらに対応して自由自在に立ち回れるようになることが重要になる模様である。


ユヅキは剣を中心とした武器と、多彩な戦闘スキルを駆使して敵と戦う。武器には複数のタイプが用意され、遠距離・近接どちらにも対応した戦い方が可能とのこと。剣技には属性エネルギーを付与でき、特に多段階で進行するボス戦においては、弱点となる属性を見出すことが勝利へのカギになるようだ。
また、物語が進むにつれて新たなアビリティやスキルがアンロックされ、自らの戦闘スタイルにあわせてスキル構成をカスタマイズ可能。ユヅキが持つ、バイオセラミックの皮膚や強化された視覚などをアップグレードしていく要素も存在するという。
本作の開発元Chaos Manufacturingは、数々の著名なゲームフランチャイズに携わってきたベテラン開発者によって設立されたという独立系スタジオだ。公式サイトによると、元CD PROJEKT REDのGuy Costantini氏がCEOを務め、Guerrilla Gamesで数々の作品を手がけたLeszek Szczepański氏がゲームディレクターを担当。「スター・ウォーズ」や「マトリックス」などの映画作品に携わった実績を持つCindi Knapton氏がナラティブディレクターを務めている。また本作のサウンドトラックには、日本のロックバンドAliAなどが楽曲を提供するとのこと。
今回の発表にてGuy Costantini 氏は、「デビュー作となる『SOL Shogunate』では、初となる“サムライ・スペースオペラ”というビジョンを形にしました。壮麗な和の伝統をオマージュしつつ、流麗でスペクタクル性の高いアクションをSF世界で表現しています。戦闘、物語、音楽が融合する、スリリングで感情に訴えかける忘れがたい体験を目指しています」とコメントしている。
『SOL Shogunate』は、PC(Steam)およびコンソール向けに開発中。配信時期は未定だ。コンソール版については、発表では「Consoles」と複数形で表現されており、現時点ではPS5版の存在が明らかになっている。
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