Steam約200円デジタルペット育成ゲーム『Slinkie Dinkie』、ブラジル人からやたらと好評。様子おかしい熱烈レビュー相次ぐ
Sewer Catは10月2日、『Slinkie Dinkie』をリリース。本作はデジタルペット育成ゲームとして、ブラジルポルトガル語圏で絶大な人気を誇っている。

デベロッパーのSewer Catは10月2日、『Slinkie Dinkie』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作はさっそく好評レビューを集めており、特にブラジルポルトガル語圏で人気を博しているようだ。
『Slinkie Dinkie』はデジタルペット育成ゲームだ。プレイヤーは画面上に映し出された『たまごっち』風の端末を操作して、「slinkie」なるデジタルペットを育成していく。ペットは撫でたりご飯を与えたりすることができるほか、“おしゃべり”も可能。プレイヤーはslinkieの様子を見つつ、部屋を清潔に保ったり、具合が悪くなったら手当をするなどして世話をしていく。
ミニゲームなども用意されており、ボクシングやシューティング、釣りなどといった各種ゲームによってお金を稼ぐことができる。稼いだお金を使ってアイテムを揃え、部屋を彩ったり、slinkieの世話にお金を費やしたりすることになるわけだ。

本作は10月2日にリリース。その後は好評レビューがじわじわと寄せられ、本稿執筆時点ではSteamユーザーレビューにおいて、全172件中98%が好評を投じる「非常に好評」ステータスを獲得。レビュー言語別では、ブラジルポルトガル語のレビューが95%と圧倒的なシェアを誇っている。
というのも本作にてお世話をすることになるslinkieには、SamuelとN11neという名前が付けられている。彼らは実在のアーティストであり、ブラジルにてSPGという二人組による音楽ユニットとして活動中。本作はそんなSPGとのコラボゲームであり、SPGのメンバーがゲーム内キャラとして登場しているかたちだ。ゲーム中にはSPGの楽曲も流れ、ミニゲームで稼いだお金はゲーム内で聞くことのできるアルバム開放にも使用できる。
そのため、本作はSPGファンから高い人気を博している模様。ユーザーレビューではプレイ時間10~20時間のユーザーが熱烈な称賛を寄せている様子も見られる。そもそも対応言語はブラジルポルトガル語のみではあるものの、ほぼ特定の言語のユーザーのみから支持を受ける、一風変わったデジタルペット育成ゲームといえそうだ。価格は235円とお手頃なので、興味のある人はプレイしてみるのもいいかもしれない。
『Slinkie Dinkie』はPC(Steam)向けに販売中だ。