スカイリムおばあちゃん、突如“『オブリビオン』おばあちゃん”になる。でもスカイリムが恋しそう

「スカイリムおばあちゃん」ことShirley Curry氏が、『The Elder Scrolls IV: Oblivion Remastered』の実況プレイを開始している。

『The Elder Scrolls V: Skyrim』(以下、Skyrim)の実況プレイで知られる「スカイリムおばあちゃん」ことShirley Curry氏は、5月31日から6月1日にかけて新たな動画を投稿。『The Elder Scrolls IV: Oblivion Remastered』(以下、Oblivion Remastered)の実況プレイを始めている。

Curry氏は、『Skyrim』を愛してやまない、現在89歳のYouTuberだ。同氏は2015年より『Skyrim』実況プレイ動画を公開。同作を夢中でプレイする様子を頻繁に配信して人気を獲得しており、現在チャンネル登録者数130万人を誇っている。「やあ孫たち(Good Morning Grandkids)」の一声から始まる動画や配信でお馴染みの人物だ。

『Skyrim』


そんなCurry氏は日本時間5月31日に新たな動画「Oblivion Remastered #1 Learning」を投稿。今年4月23日に発売された『Oblivion Remastered』の実況プレイ動画だ。『Oblivion Remastered』は、『The Elder Scrolls』シリーズのナンバリング第4作『Oblivion』のリマスター版。タムリエル大陸の中央部であるシロディール地方を舞台としている。『Oblivion』といえば『Skyrim』のナンバリング前作にあたり、物語に直接的な繋がりはないものの世界観は共通。たとえば『Oblivion Remastered』においてはマップの北端で、『Skyrim』の舞台であるスカイリム地方のランドマーク「世界のノド」と思われる巨大な山を見られるようになっている(関連記事)。

これまで『Skyrim』を長らくプレイしてきたCurry氏が、そんな『Oblivion』をリマスター版にて満を持して初プレイすることになった。同氏は動画タイトルに「Learning(勉強中)」と銘打っており、初見で手探りのプレイを楽しんでいるようだ。


動画ではCurry氏による序盤の攻略の様子が確認可能。『Skyrim』を入念に遊び込んできた同氏ならではの反応も見られ、目的地までの距離が歩数(footprints)で表示されるリマスター版でのコンパスのUIにも言及。コンパス上に距離が表示されない『Skyrim』との違いにさっそく気づいている。

なお本作ではリマスターにあたってグラフィックが刷新され遊びやすさが向上したものの、基本的にはオリジナル版そのままの内容が残されている。『Skyrim』に慣れ親しんできたCurry氏としては、プレイヤーキャラやNPCのモーションなどに流石に古さも感じたようだ。

一方でリマスターによって美麗になったシロディール各地の景色については、たびたび足を止めて堪能する様子もみられる。ただ道すがら遠くに見える山に興味を示して「『Skyrim』みたいに実際に登れたらいいな」とコメントするなど、やはり想い入れの強い『Skyrim』と比較しながらの実況プレイとなっている様子だ。


そうしてCurry氏は1本目の動画で約1時間の旅を終えた後、翌6月1日には2本目の動画を投稿。タイトルは「Still Learning」とされており、引き続き学びながら初見プレイが続けられている。ちなみにCurry氏はゲーム内でスクリーンショットする際に、『Skyrim』との仕様の違いを巡って苦戦している模様。このほかにも三人称視点への切り替え方などについて視聴者にアドバイスを求めるシーンも見られ、同氏のプレイを通して、『Skyrim』と『Oblivion Remastered』でシステム面でさまざまな点が異なっていることもうかがえる。

なおCurry氏は昨年9月に『Skyrim』を含めゲーム実況を引退すると表明したものの(関連記事)、後に復帰。『Skyrim Anniversary Edition』での実況動画を精力的に投稿してきた。そうした中で『Oblivion Remastered』が発売されたこともあり、このたびプレイを始めることとなったようだ。御年89歳の同氏ながら、『Skyrim』を離れて不慣れなゲームのプレイに挑戦している点にはバイタリティも伺える。『Oblivion Remastered』の“勉強”を続けるCurry氏の、今後の新作動画にも注目していきたい。

『The Elders Scrolls IV: Oblivion Remastered』はPC(Steam/Microsoft Store)/PS5/Xbox Series X|S向けに配信中だ。PC/Xbox Game Pass向けにも提供されている。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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