Skype、サービス終了へ。5月5日をもって

マイクロソフトは2月28日、「Skype」を2025年5月5日に終了すると発表した。後継サービスとしてはMicrosoft Teamsへの移行が推奨され、Skypeのアカウント情報でMicrosoft Teamsへのサインインが可能になるという。

Skypeは2004年にSkype社よりリリースされた、オンラインコミュニケーションツールだ。音声通話やチャットなどを有しており、ネット回線さえ通じていれば無料で通話ができるサービスとして、広く利用された。2011年にマイクロソフトに買収され、以後は同社より提供されていた。サービス開始からおよそ20年の時を経て、終了が発表されたかたちとなる。

マイクロソフトの発表によると、今回の決定は顧客のニーズに対応し、サービスを合理化していくためだという。今後は類似サービスであるMicrosoft Teamsに注力していくとのこと。5月5日まではMicrosoft Teamsへの移行期間となり、Skypeからの移行を促す機能などが用意される。

まず、Skypeアカウントにより無料版Microsoft Teamsへのサインインが可能になるという。その際、連絡先とチャットは自動で引継ぎがなされるとのこと。両サービス間では通話やチャットをおこなうことができるため、移行期間中もすべてのユーザーとの連絡が維持されるそうだ。またほかのサービスへの移行を望むユーザー向けに、Skypeのデータのエクスポート機能も用意される。

またマイクロソフトはSkypeの終了の発表にあたってコメントを伝えている。それによると、Skypeは現代のコミュニケーションを形成するうえで不可欠な役割を果たしてきており、同サービスの歴史に関われたことを光栄に思うとのこと。変化にあたってはチャレンジがつきものであるが、今後もユーザーのサポートに全力を尽くしていくとのことである。

Skypeは2025年５月5日に終了予定だ。