ゲームスタジオ「シリウススタジオ」設立。『Bloodborne』『SOUL SACRIFICE』のプロデューサー鳥山晃之氏も参加
株式会社ジーゼは4月10日、株式会社シリウススタジオを3月3日付けで設立したと発表。『SOUL SACRIFICE』『Bloodborne』などにプロデューサーとして携わった鳥山晃之氏も参加しているようだ。

株式会社ジーゼは4月10日、株式会社シリウススタジオを3月3日付けで設立したと明かした。新しいゲームスタジオであるシリウススタジオでは、『SOUL SACRIFICE』などに携わってきた鳥山晃之氏が取締役CPOを務めているそうだ。
ジーゼは2013年に創業された、大阪市西区を拠点に活動するゲーム関連企業だ。公式サイトによると同社はゲーム事業、VR・AR事業、教育事業などを展開。ゲーム事業では、『ゆらぎ荘の幽奈さんドロロン温泉大紀行!』や、『コスチェンLOVEウィッチーズ 』などに携わってきた。同社の代表取締役・鈴木智洋氏のメッセージによると、同社は「アジアのHollywoodを創ろう!」をスローガンに掲げて活動。特にVR・AR事業のプロダクトを積極的に実施しているそうだ。

新設されたシリウススタジオは、ジーゼの100%出資の関連会社となる新たなゲーム制作スタジオだ。同社には鳥山晃之氏が、取締役CPO兼ゼネラルプロデューサーとして参加している。同氏は、かつてソニー・インタラクティブエンタテインメント JAPANスタジオに所属し、『SOUL SACRIFICE』『Bloodborne』『ASTRO BOT: RESCUE MISSION』などでプロデューサーを担当。2021年からはVRゲームを手がける株式会社Thirdverseに所属し、日本スタジオの統括者として『SOUL COVENANT』を手がけてきたという。また同社では、ジーゼの代表取締役である鈴木智洋氏が代表取締役を担当。プラチナゲームズ上席執行役員やセガゲームス第1プロダクション長などを務めてきた入江秀毅氏が取締役副社長を務めている。
シリウススタジオは、ユーザーの「心を輝かせる」ようなゲームの創出を掲げて活動していくという。プレスリリース内にて、鳥山晃之氏は人々がエンターテイメントに求めるものは「心を動かす新しい体験」だとコメント。同スタジオでは、感情体験を追求したオンリーワンなゲームを生み出し、ユーザーに届けられるよう挑戦していくそうだ。ジーゼのプレスリリースによると、ハイエンド向けのコンソールゲームとVR/XRゲームの両分野で、革新的なゲーム体験を生み出すことを目指すという。
なおジーゼは、4月3日にVRタイトルなどを開発してきたあまた株式会社のグループ会社化を発表していた。シリウススタジオの設立もあわせて、カジュアルからハイエンドまで幅広いゲームタイトルの開発体制が整ったそうだ。