お荷物仕分け倉庫作業シム『仕分け作業員シミュレーター』、Steam高評価スタート。「ストレスフリーなお仕事」だとして“本職”からも好評寄せられる

Rogue Duck Interactiveは6月23日、『仕分け作業員シミュレーター』をSteam向けに配信。本作は倉庫作業シムとして、リリース以後好評を博している。

デベロッパー/パブリッシャーのRogue Duck Interactiveは6月23日、『仕分け作業員シミュレーター』を配信した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示に対応している。本作はリリースから高い評価を獲得する、好調なスタートを見せている。

本作は倉庫の作業員となって働きながら、生活をいとなむゲームだ。プレイヤーは物流にたずさわる労働者として、荷物の仕分け・梱包・発送をおこない、生活費を稼ぎながら日々を暮らしていく。

『仕分け作業員シミュレーター』では毎日運ばれてくる商品を仕分けし、注文書通りにダンボールに詰めていくことになる。ダンボールには必ず緩衝材を敷く必要があり、また割れ物には気泡緩衝材、いわゆるプチプチを巻いて外にワレモノ注意ラベルを貼るなど、商品ごとに適切な対応が必要。間違えると罰金となり、日々の給与が差し引かれてしまう。

また本作では、仕事に使う備品は自腹で買う必要がある。梱包用のダンボールもむろん自腹だ。当然ながら、箱は大きいサイズのものほどコストが高い。ちょうどいいサイズのダンボールを選ぶことができれば、自分が受け取れる利益も上がっていくことになる。注文書の商品らは一つのボックスに収める必要があるので、物が多いときは詰めるのに苦労することもあるだろう。

また作業中にはときどき、注文書にない商品が流れてくることがある。浮いてしまった商品は、無断で持ち帰ることが可能。持ち帰った商品は売却することで資金にすることができる。こうした活動や給与でお金が貯まれば、アップグレードなどを購入して作業環境を整えていくことが可能だ。ただし日々の生活費の請求書は必ず払う必要があり、支払いが滞るとゲームオーバーとなる。

本作は6月23日にSteamにて配信が開始された作品だ。Steamユーザーレビューでは、本稿執筆時点で約460件中85%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。シンプルな作業を黙々とおこなうお仕事ゲームとして好評が集まっている。単純作業の繰り返しに中毒性があり、かわいらしい雰囲気も相まってリラックスして遊べる作品と評価されているかたちだ。

一方、チュートリアルが頼りないことや、作業が単調なことを課題とする意見も見られる。しかし「現実の物流現場も説明不足なことが多く、リアリティを感じる」と逆に評価する声も散見。実際の倉庫作業員を名乗るユーザーからは、「ストレスフリーバージョンの仕事」として本作を楽しんでいる声も寄せられている。

本作を手がけるRogue Duck Interactiveは、アメリカ・ラスベガスに拠点を置くゲーム会社だ。100%リモートで業務を行っており、トルコやシンガポールなど多国籍のスタッフで構成されているという。

リラックスしながら遊べる親しみやすい雰囲気の作品を多く打ち出しており、過去には『遺失物センターの日常(Lost But Found)』などを制作。本作『仕分け作業員シミュレーター』はそんな過去作から基本システムを受け継ぎつつ、舞台を倉庫作業に変更。あわせて関連システムも盛り込まれた作品となっている。

『仕分け作業員シミュレーター』はPC(Steam)向けに配信中だ。ゲーム内は日本語表示に対応している。また現在リリース記念セールがおこなわれており、7月8日まで定価の40%オフとなる税込720円で購入可能。

Akihiro Sakurai
Akihiro Sakurai

気になったゲームは色々遊びますが、放っておくと延々とストラテジーゲームをやっています。でも一番好きなのはテンポの速い3Dアクションです

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