「血痕分析」捜査ホラー『She’s Leaving』発表。失踪事件を法医学から読み解くうちに、何者かに付け狙われる
Blue Hat Studioは5月6日、『She’s Leaving』を発表。本作は犯罪捜査をしつつ、主人公を狙う謎の存在から逃げ延びるホラーゲームだ。

ゲームスタジオのBlue Hat Studioは5月6日、犯罪捜査ホラーゲーム『She’s Leaving』の発表トレイラーを公開した。対応プラットフォームはPC(Steam)。
『She’s Leaving』は、犯罪捜査を題材としたサバイバルホラーゲームだ。本作の主人公Charles Daltonは血痕鑑定を専門とする法医学者で、積雪地方のHaywoodで発生した連続失踪事件を捜査することとなる。物語の主な舞台となるのはHaywoodにある事件現場のチューダー様式の屋敷だ。Charlesは血痕鑑定をはじめとした法医学の知識を活用して、屋敷内の事件現場の捜査をしていくが、突如として霧笛が鳴る。霧の中で、Charlesは“自分以外の存在”が屋敷にいることに気がつく。

『She’s Leaving』でプレイヤーは、リアルな法医学分析をおこないながら、事件の全容を明らかにしていくこととなる。発表トレイラーにおいては飛び散った血の痕跡から、その血液が何によって生じたものなのかを捜査するシーンが確認できる。血痕のかたちや飛び散った角度などから、流れ落ちて生じたものなのか、もしくは直接擦り付けられたものなのかなどが判断できるわけだ。プレイヤーはこれらの情報をもとに、犯罪現場で何がおきたのかを紐解いていくのだ。
本作にはプレイヤーを付け狙う「謎の人物」の存在も示唆されており、プレイヤーは携帯しているテーザー銃を使い、相対することとなる。逃げ隠れしながらやり過ごすか、もしくはテーザー銃を使い戦うかはプレイヤーの判断に委ねられるようだ。なお発表トレイラーにおいては、主人公がテーザー銃を使用して電圧盤のようなものをショートさせている姿を確認することができる。テーザー銃は戦闘以外の謎解き要素にも使用できるのだろう。
『She’s Leaving』はBlue Hat Studioが手がける初タイトルとなる。Blue Hat Studioは2020年にSam Griffiths氏とJosh Ranford氏の2名によって創設されたゲームスタジオだ。公式ウェブサイトにおいて、創設者の一人であるSam氏は影響を受けたゲームのひとつに『バイオハザード4』をあげている。同氏によると、レオンが謎の農村に足を踏み入れるプロットに感銘を受けたとのこと。『She’s Leaving』において、プレイヤーがHaywood地方の謎多き屋敷に足を踏み入れるという立て付けは、そういった影響を受けてのものかもしれない。
『She’s Leaving』はPC(Steam)向けに発売予定。謎多き連続失踪事件の捜査官として、真実を解き明かしてみたい人は、ぜひ本作をウィッシュリストに加えてみてはいかがだろうか。