工場建設ローグライトTD『ShapeHero Factory』11月6日Steam早期アクセス配信開始へ。体験版からさっそくブラッシュアップ中、ライン整備による敵との戦い


アソビズムは10月5日、『ShapeHero Factory(シェイプヒーローファクトリー)』の早期アクセス配信を11月6日に開始すると告知した。対応プラットフォームはPC(Steam)。また体験版と早期アクセス版でシステムに齟齬が生じるため、体験版のダウンロードが一旦終了予定となっている。

『ShapeHero Factory』は、工場によるヒーロー大量生産で大災厄に立ち向かう、工場構築ローグライトタワーディフェンスゲームである。本作の舞台では、魔導書に封じられた大災厄が復活しようとしていた。ある一族の末裔である主人公は、大災厄に復活の兆しに気づき、再封印を試みる。魔法のスクロールから生まれる存在「ヒーロー」の力を借りて、大災厄と戦おうとする。古い家の中、机の上に広がった白いスクロール場で、小さな戦いが繰り広げられる。

主人公はヒーローの生産によって、大災厄に立ち向かっていく。本作では大災厄の眷属たちが、ゲートを破壊しようとウェーブ形式で襲ってくる。一方、主人公には直接的な戦闘能力や、ユニットへの指示能力などは備わっていない。そこで、本作では妖精「ミニオン」たちの力を借りて工場を整備し、戦闘を担うヒーローを量産する。

スクロール上では、◯や△や□といった図形をコンベアで運び、キャンバスで組み立てるとヒーローを作成できる。具体的には、◯と△で人間、◯と□で妖精が作成可能。さらに作った人間に□を組み合わせると、盾を携えた兵士が誕生する。本作では生産ラインを整え、大量のヒーローを生産することで大災厄を倒すのだ。

要素としては、報酬として獲得できる個性的な設備によって工場が強化可能。ヒーロー同士の合成によって、上位のヒーローも作成できる。また大災厄の攻勢はウェーブごとに激しさを増すが、眷属たちの行動には特徴があるとのこと。本作では工場の強化や上位ヒーローの作成し、敵の行動を見極めることで、大災厄の再封印を目指すわけだ。

本作は、国内のゲーム開発会社アソビズムが開発している。同社は『城とドラゴン』や『ドラゴンポーカー』など、主にスマートフォン向けの作品を手がけてきた。そんな中、2021年に買い切りタイトル『ビビッドナイト』を発売。Steamのユーザーレビューでは、記事執筆時点で1542件中90%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。同作は、オートバトラー作品をベースとした1人用のローグライクとなっており、売上は14万本を突破している。

本作はそんな『ビビッドナイト』で高評価を得たアソビズムによる新作となる。本作『ShapeHero Factory』では、『ビビッドナイト』のメインプログラマーが企画・ディレクションを担当。工場とローグライト、タワーディフェンスを融合させたゲームとして、体験版の公開やイベントへの出展などを経て開発が進められてきた。

公式X(旧Twitter)アカウントのポストによれば、早期アクセス配信版では体験版でのフィードバックをもとに、操作性をはじめとしたゲームプレイ体験の改善および調整が実施。来月に最高の体験が届けられるように、全力で開発が進められているという。体験版でもアップデートはおこなわれていたが、さらなるブラッシュアップがおこなわれているわけだ。また早期アクセス版の配信へ向けて、近い内に体験版のダウンロードが一旦終了予定とされている。現行の体験版と早期アクセス版でゲームシステムに齟齬が生じること。アップグレードされたシステムを新鮮な気持ちでプレイしてほしいことから、体験版のダウンロードが一度終了となるそうだ。なお体験版の提供停止後は、ダウンロード済みの体験版も起動できなくなる。記事執筆時点では、体験版はSteamのストアページからダウンロード可能だ。

『ShapeHero Factory』はPC(Steam)向けに、11月6日早期アクセス配信開始予定だ。