協力プレイ対応・ローグライト×MOBA『Shape of Dreams』さっそく人気炸裂中。スキル探し&強化を回し続けるビルド沼
NEOWIZは9月11日、Lizard Smoothieが手がけた『Shape of Dreams』をリリース。本作はアクションローグライト要素とMOBA要素が融合した作品として、盛況を博している。

NEOWIZは9月11日、Lizard Smoothieが手がけた『Shape of Dreams』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作はさっそく多くのユーザーが集う盛況となっている。一部では問題点なども指摘されているものの、さっそく改善も表明されている。
『Shape of Dreams』はアクションローグライト要素とMOBA要素が融合した作品だ。本作世界における夢と現実の中間世界の「急流」にて、プレイヤーは試練を乗り越えていくことになる。プレイアブルキャラである8人の旅人から一人を選び、8つの世界を巡ってモンスターを倒していくこととなる。

ゲームプレイにおいては、4つのスキル(記憶)と、「アイデンティティ記憶」と呼ばれるパッシブ効果を活かして戦闘をおこなう。記憶はステージ上のオブジェクトに触れるなどして獲得することが可能だ。道中では、プレイスタイルを反映した記憶の構成にしたり、反対に拾った記憶に合わせて戦い方を変えていくといったことも重要になるだろう。
そして記憶はエッセンスによって強化可能。エッセンスは記憶に追加効果をあたえるもので、与えたダメージの一定割合を回復したり、記憶を発動した際に追加の攻撃が発動したりできる。記憶とエッセンスは150種類以上存在しており、膨大な組み合わせからシナジーを意識してカスタマイズするのも面白いだろう。また本作は最大4人での協力プレイにも対応しており、他プレイヤーの記憶との相乗効果も活かすことができる。

本作は昨年5月にデモ版が配信。そして昨日9月11日についにリリースされ、ピーク時には同時接続プレイヤー数が2万3161人を記録(SteamDB)。大盛況となるロケットスタートを記録している。ただ評価はいまひとつ伸び悩んでいるようだ。現時点では約1100件中72%が好評とする「やや好評」ステータスとなっている。
本作では強化やアンロックを、プレイ中に獲得できる「スターダスト」を消費して解放可能だ。加えて製品版ではデモ版の育成システムから刷新。キャラごとにマスタリーポイント(熟練度)も設定されており、深いやり込み要素が用意されている。しかしこのマスタリーポイントの上昇量が小さく、解放しきるには相当数の周回が必要となる。
こうした変更が、「育成テンポ」が落ちたとして指摘されているといった状況だ。また本作ではステージが進むごとに敵は強力になり、ビルドによっては、ボスの攻撃を一度でも食らうとリカバリーが非常に難しい状況にもなりうる。対して一部のボスは無敵時間長かったり、範囲攻撃を連発するボスに対し回避行動のクールダウンが間に合わなかったりといったボス戦のバランス面も課題とする声が寄せられている。
とはいえ、MOBA要素とアクションローグライト要素が融合した作品として、スキル(記憶)のシナジーのビルドを探る楽しみは高い評価を得ている。本作はデモ版の時点で盛況を博しており、デモ版時点でプレイ時間が数十時間にのぼる好評レビューも集まっていた。引き続き中毒性が高く、製品版として深みを増したゲームプレイについては好評を博している。またMOBAでよくみられる右クリックでの移動のほか、WASD移動やコントローラーでの操作にも対応しているといった、機能のサポートも手厚いとして一定の評価を獲得している。
なお開発元Lizard Smoothieは各種の指摘を把握しているようで、現行のシステムはプレイヤーに成長や進歩を感じてもらうためのシステムとして設計されたものの、その調整の影響を十分に考慮できていなかったとの反省が綴られている。すでに9月11日にはホットフィックスとしてパッチが配信されており、パッチノートでは報酬面の指摘への対応として、デモ版、プロローグのプレイ時間に応じた報酬とマスタリーポイントを付与するとの対応が記されている。また今後もスターダスト獲得量の増加や育成テンポを含めゲームプレイを継続的に改善していくとの方針が伝えられており、評価の持ち直しにも期待がかかる。
『Shape of Dreams』はPC(Steam)向けに配信中だ。なおリリース記念セールとして9月25日まで定価の20%オフとなる2240円で購入が可能となっている。