殺人ホラー・コメディADV『アパシー殺人クラブ』Steamにて7月25日発売へ。憎めない殺人者たちの日常を描く、クリエイター飯島多紀哉氏の新作

国内のゲーム開発会社シャノンは『アパシー殺人クラブ』を7月25日に発売すると発表した。殺人クラブにてゲーム感覚で人を殺すどこか抜けたサイコパスたちの日常を描く、ホラー・コメディADVである。

国内のゲーム開発会社シャノン(SHANNON)は7月16日、『アパシー殺人クラブ』を7月25日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、通常価格は税込1650円。発売時から2週間は、40%オフのセールも実施予定とされている。

『アパシー殺人クラブ』は、殺人クラブにてゲーム感覚で人を殺すどこか抜けたサイコパスたちの日常を描く、ホラー・コメディADVである。本作の舞台となる鳴神学園は、ありとあらゆる部活動が存在し、一癖も二癖もある強者が揃った巨大コミュニティだ。同学園には、常識では考えられない特殊な倶楽部も存在していた。そのひとつ「殺人クラブ」には、己の欲望のためだけに人を殺すサイコパスたちが所属。彼らは部活動と称し、ターゲットを決めての人殺しにゲーム感覚で勤しんでいるという。

しかし巨大な鳴神学園には、殺人クラブの快楽主義者たちを返り討ちにしてしまうような、ウサギの皮を被ったオオカミも当たり前に潜んでいた。本作ではそんなオオカミたちをターゲットに選んでしまった、どこか抜けた憎めない哀れなサイコパスたちの日常が繰り広げられる。


殺人クラブとターゲットの顛末は、分岐型アドベンチャーゲームとして展開される。立ち絵やスチルによる演出を交えつつ、テキストを中心に物語が進行。選択肢などによってストーリーが分岐していくのだろう。

要素としては、キャラクターチャートによって各キャラクターの相関図が確認可能。キャラクター周りでは登場キャラクター40名以上のプロフィールも用意されており、累積死亡回数も見られる。演出面では、本作では立ち絵が身長を考慮して、画面上に表示されるそうだ。

また本作は、サークル七転び八転がりから発表された『アパシー ミッドナイトコレクションvol,1』の収録シナリオ「恵美ちゃんの殺人クラブ観察日記」がベースとなっている。本作では同シナリオの設定を『アパシー 鳴神学園七不思議』にあわせ、新たなシナリオや選択肢がふんだんに盛り込まれている。収録シナリオは8本で、エンディングは57種類。さらに後日追加シナリオがDLCとして発売予定となっており、選択可能なシナリオや選択肢/エンディングが増加するそうだ。


本作は、飯島多紀哉氏によるシャノンが手がけている。同氏は『学校であった怖い話』シリーズや『四八(仮)』など、多数の作品に携わってきたクリエイターだ。創作同人サークル「七転び八転がり」などでは、『アパシー学校であった怖い話1995特別編』『アパシー小学校であった怖い話 月曜日』といった、『学校であった怖い話』に端を発する作品も多数リリースしてきた。

本作『アパシー殺人クラブ』は「七転び八転がり」名義ではなく、シャノン名義でのリリース。Steam上では2023年より『アパシー学校であった怖い話 極』を含めた過去作が展開されてきたが、今作は新作となっている。また放送内のコメントによると、本作は特に自信をもってオススメできる内容となっており、これまで「アパシー」シリーズを遊んでこなかったプレイヤーにも遊んでほしいために、発売直後から40%オフのセールが実施されるそうだ。

『アパシー殺人クラブ』はPC(Steam)向けに、通常価格税込1650円で7月25日発売予定。発売からの2週間はセールが実施予定となっており、40%オフの990円で購入できる。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

記事本文: 2573