SF体のっとりADV『Minds Beneath Us』7月31日配信へ。人の脳で動作するAIが支配するディストピア社会、“欠陥品”AIが青年の体に入り込み陰謀に立ち向かう
デベロッパーのBearBone Studioは6月25日、『Minds Beneath Us』を7月31日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ストアページの表記によると、ゲーム内は日本語表示に対応予定だ。
『Minds Beneath Us』は近未来のとあるアジアの国を舞台としたアドベンチャーゲームだ。作中世界では人工知能が急激に発達しており、舞台となる国もAIが社会のすべてを監視し管理する、ディストピア社会となっている。プレイヤーは主人公のジェイとして生き、とある陰謀に巻き込まれていくことになる。
舞台となる国では、人工知能の普及にともない多くの人が失職。そうしたなか、人間の脳をつなげて運用する人工知能「人脳ネットワーク」が発明される。仕事を失った人々の多くはやむを得ずネットワークに参加し、急激に拡大した人脳ネットワークは社会の大部分を支配するようになっている。また社会の裏では非人道的な実験がおこなわれ、人間に改造手術を施してAIの意のままに操るといった技術が発明されていた。
主人公となるのは、AI思念体のマインズおよびその宿主のジェイである。マインズは人間の意識に入り込むデータ上の存在で、本来は謎の組織の指示に従って人体を操る戦闘用のAIだった。しかし“欠陥品”であるマインズはなぜか上部からの指示に反抗的であり、存在していた研究所が何者かに襲撃されたことをきっかけに、自由の身となる。その後マインズは、失業して同棲中の彼女に養ってもらっている青年ジェイの体に入り込み、ジェイとして陰謀に立ち向かっていくことになるようだ。
ゲームプレイは、2Dと3Dが融合した横スクロール形式の画面で展開。ステージを移動しつつ、気になる場所をクリックして調べていく。アイテムや情報を入手することにより、会話での選択肢が増加。選択でキャラクター同士の関係性が変わり、ストーリーに影響が出てくるという。探索と会話を繰り返しながら、物語を進めていくことになるようだ。データ上の存在でしかないマインズと人々の関わりや、管理社会と反抗などをテーマにストーリーが展開されていくのだろう。
本作を手がけるBearbone Studioは台湾に拠点を置くインディースタジオだ。7名のチームで、2020年より本作の開発に取り組んでいるとのこと。本作が同スタジオのデビュー作となるという。本作の舞台となる国は現代の台湾をイメージしてデザインされているとのことで、背景の街並みなども注目されるところだ。
『Minds Beneath Us』はPC(Steam)向けに、7月31日に配信予定だ。ストアページの表記によると、ゲーム内は日本語表示に対応予定。