本日、人気FPSシリーズ『Serious Sam』の最新作、『Serious Sam VR: The Last Hope』(以下、『Serious Sam VR』)の早期アクセス版がSteamで発売された。『Serious Sam』は、プレイヤーに襲いかかる膨大な敵を一網打尽にしていく豪快なアクションと、近接攻撃で肉体をねじ切ったりロケットランチャーを敵に撃ち込んでバラバラに四散させるゴア表現が魅力のFPSとして人気を博してきたシリーズだ。
『Serious Sam VR』は2011年の『Serious Sam3:BFE』から5年ぶりの新作であると同時に、デベロッパーのCroteam が初めて開発するVRゲームになる。
今作では弾薬の数は『Halo』のように銃器に表示される。
『Serious Sam VR』では、プレイヤーはシリーズでおなじみの主人公サム”シリアス”ストーンとなり、
豊富な種類の銃器を使い、様々なミッションを選択し、迫りくる敵を撃破していく。また、巨大なボスとの戦いも大きな目玉となる。
基本的にはこれまでのシリーズと同じゲームプレイであり、VRならではの臨場感が加わった形となる。VRでのゲームデザインの変更点は、弾薬数がUIとして表示されず、銃器の上に表示されるデザインに代わっていることだ。これは常に全方位を見渡して敵と交戦するため、視線をUIにまで動かさず、すぐさまに弾薬を確認しながら戦闘を続けられるようにするためである。
また、『Serious Sam VR』ならではの没入感を体験させるために、Croteamは本作専用のVRコントローラーも制作している。今年の8月にはミニガン型コントローラーのプロトタイプを制作していることがHTC ViveのTwitterで明らかにされていた。詳しい写真はUPLORD VRにまとまっている。VRコントローラーというには規格外の外観は、まさに『Serious Sam』ならではのVR体験という豪快さとユーモラスが同居したものだ。
Croteamは今後の完成バージョンに向けてロケーションや迫りくる敵、ボスのほか、シールドやスキルツリーの導入といった成長要素などを追加していくと発言している。完成バージョンの公開までは半年を予定しているとのことだが、早期アクセス版をプレイしたユーザーのフィードバック次第では長引くとのこと。『Serious Sam VR』の豪快さに没入してみたいならば、チェックしてほしい。