セミ・田舎オープンワールド『セミたちはどう生きるか』9月30日発売へ。命短きセミ、「強い子孫」を残す世代交代ローグライト

個人ゲーム開発者のdaimaGAME氏は9月8日、『セミたちはどう生きるか』を9月30日にリリースすると告知した。

個人開発者のdaimaGAME氏は9月8日、『セミたちはどう生きるか』を9月30日にリリースすると告知した。対応プラットフォームはPC(Steam)。Steamのストアページなども公開中となっている。

『セミたちはどう生きるか』は、一匹のセミとして日本の夏を生き抜く、ローグライトシミュレーションアクションゲームである。本作の舞台は、夏の日本の田舎だ。プレイヤーは日本の夏の風物詩であるセミとして、夏の田舎を精一杯生きる。舞台となる田舎はオープンワールドとして表現されている。ちょっとした池や山、田んぼや住宅地などが存在。各地には何らかの強敵も待ち受けているようだ。プレイヤーはセミとして、そんな夏の田舎町を自由に飛び回って探索していくわけだ。

ただし本作では、プレイヤーの操作するセミの生命力は減少し続け、生命力が尽きると命を落としてしまう。地上にでてからのセミの一生は短いという。本作では短いセミの生涯が、生命力システムによって表現されているわけだ。セミの寿命は限られてるものの、本作では交配システムによって次世代へと力の継承が可能。理想のパートナーを見つけて交配すると、次世代ではより強く賢くなった子孫が登場するようだ。詳細は不明ながら、スクリーンショットでは生命力/HP/スピード/攻撃力/防御力/回復力/フェロモンといったステータスが掲載。何らかのリソースを使って、生命力強化やランダムなスキルなどを獲得できるようだ。本作では交配によって強くなっていき、強敵の打倒も目指すのだろう。一匹のセミとして自由に過ごす、夏の田舎での体験が繰り広げられる。セミ視点で空から見下ろす夏の情景も、本作の特徴だろう。

本作は、個人開発者のdaimaGAME氏が手がけている。過去作としては、スマートフォン向けの脱出ゲームや、ホラーゲーム『Look or Die -廃校の秘密-』などをリリースしてきた。2025年3月にリリースした『押してダメなら押してみろ』では、記事執筆時点でSteamのユーザーレビュー43件中86%の好評を獲得。何かが起こるボタンが大量にある部屋を舞台に、発想を短くまとめたシュールな内容などが評価につながっているようだ。

本作『セミたちはどう生きるか』は2025年8月頃に発表。プレスリリースによると、見慣れた風景もセミの視点から見るとまったく違う広がりを持つという。セミ視点での夏の情景にも期待したい。

『セミたちはどう生きるか』は、PC(Steam)向けに9月30日リリース予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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