大ヒット麻薬密売シム『Schedule I』大型アプデで“敵対ファミリー”実装。薬物取引現場での抗争など、治安悪め新要素たっぷり
デベロッパーのTVGSは8月28日、『Schedule I』にアップデートv0.4.0を配信した。敵対カルテルなどの新要素が実装される。

デベロッパーのTVGSは8月28日、『Schedule I』にアップデートv0.4.0を配信した。本作の対応プラットフォームはPC(Steam)。同アップデートでは、敵対カルテルなどの新要素が実装される。
『Schedule I』は、薬物の密売をテーマにした一人称視点のシミュレーションゲームだ。収監されたはずの叔父ネルソンから麻薬栽培のテクニックを授かったプレイヤーは、モーテルの一室をドラッグの製造工場へと変えることに。ドラッグの製造・販売を通して薬物帝国を築き上げ、お金もモノも人脈もない状態から暗黒街の頂点を目指していく。シングルプレイのほか、最大4人での協力プレイにも対応している。

本作は3月25日に早期アクセスでリリース。違法薬物の作成・売買をゲームの中で体験できるとして注目を集め、著名ストリーマーによる拡散の影響もあってか、配信直後から大きな反響を呼んだ。本稿執筆時点のSteamユーザーレビューでは、約21万件中98%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。最大同時接続プレイヤー数も約46万人と凄まじいヒットを記録している。本作はSteamの新作ゲームのうち、2025年上半期における売上本数および収益がともに2位であるとする統計会社の報告も上がっていた(関連記事)。
そんな本作に向けて、新たなアップデートが実施された。今回特に注目されるのは、コミュニティ投票の結果にもとづき実装される新要素だ。今年6月に、本作のメインメニューから参加可能なコミュニティ投票が1週間実施されていた。ユーザーには「敵対カルテルアップデート」「警察拡張アップデート」「キノコアップデート」の3つの選択肢が提示された。TVGSによれば44万件以上の応募があったといい、敵対カルテルが見事64%の票を獲得し選出。8月中旬にSteamのベータブランチを通じて試験的に実装がはじまり、このたび正式実装されたかたちだ。
同アップデートではまず、敵対カルテル「Benzies family」が追加される。Westvilleエリアにて、一定の顧客を開放することにより遭遇するようになるという。ディーラーから薬物を強奪したり、非対面での受け渡し、いわゆるデッドドロップの品を盗んだりなど、カルテルのメンバーとのさまざまな“交流”要素が用意されるようだ。
またBenzies familyのストーリーをクリアすることにより、新たな物件「Hyland Manor」が購入できるようになるという。さらに、マップのさまざまな場所でスプレーを噴射することで、カルテルの影響力を下げることができる「グラフィティ」システムも追加される。そのほか、新たな車両やポンプショットガンの追加など、追加・修正要素は多岐にわたる。詳細はパッチノート(英文)を確認されたい。

ところで、開発元のTVGSはゲーム開発者のTyler氏による個人スタジオだ。これまで同氏1人で制作されてきた本作だが、ここ数か月は引っ越しや大学の試験などもあり、忙しい日々を送っていたという。同氏によれば、今後はオフィスのスペースを確保して、フルタイムの開発者を1人か2人雇うことも検討しているとのこと。大ヒットを足がかりに、さらに規模の大きな作品へとステップアップしていくことにも期待したい。
『Schedule I』はPC(Steam)向けに、早期アクセス配信中。