オープンワールド工場建設ゲーム『Satisfactory』次回大型アプデでは、「エレベーター建設」「ベルトコンベア曲線設置」などさらに自由度上昇。まず来週にベータ版向け実装へ

Coffee Stain Studiosは3月29日、『Satisfactory』の次期大型アップデートについて、海外時間の4月1日にExperimentalブランチとして配信すると発表。エレベーター建設や、ベルトコンベアなどが設置時にカーブさせることが可能となるなど、各種要素が追加されている。

デベロッパーのCoffee Stain Studiosは3月29日、オープンワールド工場建設ゲーム『Satisfactory』の次期大型アップデート(1.1)を、海外時間の4月1日にExperimentalブランチとして配信すると発表した。Experimentalブランチは正式実装前のテストとして提供されるもので、ユーザーが任意に導入できる。

本作は、未知の惑星を舞台にした工場建設ゲームだ。ソロプレイおよびオンライン協力プレイに対応し、プレイヤーはオープンワールド世界を探索し資源を入手して自由に工場を建設し、さらに自動化させたり効率性を高めるなど拡大・発展させていく。本作はPC(Steam/Epic Gamesストア)向けに配信中。

『Satisfactory』の開発元Coffee Stain Studiosは、今回アップデート1.1の概要を公開した。詳細は今後発表されるが、新要素についていくつか紹介されている。まず、フォトモードが刷新される。従来よりも設定項目が大幅に拡充され、カメラやフィルター、キャラクターのポーズ、カメラの移動などを細かく設定できるという。また、ゲームパッドでの操作に正式対応するとのこと。

キャラクターの移動手段のひとつであるハイパーチューブ向けには、分岐パーツが2種類追加予定。2方向に分岐させるY字型のものと、直進する途中に分岐を作るト字型のものだ。移動中には、Eキーで進むルートを選択できる。キャラクター用のエレベーターも追加予定だ。好きな場所に建設でき、停止階数の設定も自由。また、各停止階のフロアの名前やアイコンなどはカスタマイズでき、パネルのボタンを押せばその階へ運んでくれる。

物資の輸送に関連したところでは、垂直方向の物資輸送における分岐機・合流機の導入がおこなわれる。さらに合流機については、投入する各物資ごとに優先度を3段階から設定できるようになるとのこと。またベルトコンベア向けには、毎分何個の物資が運ばれているかを確認できるモニターが新たに用意。このほか、ベルトコンベアおよびパイプラインでは、設置時にカーブさせることが可能になる。

アップデート1.1では、ほかにもさまざまなアイテムが追加予定。たとえば、鉄道の手動運転中に誤ってオーバーランすることを防げる車止めや、倉庫の電動シャッター、積み重ねできる棚などが紹介されている。詳細については今後発表される。

そして同アップデートは、海外時間の4月1日にExperimentalブランチとして配信されることが明らかにされた。正式実装前のテスト目的で提供されるもので、Steam版であれば本作のプロパティからベータの項目に進み、該当ビルドを選択すると入手できる。

なお開発元は以前、アップデート1.1の配信前に本作のコンソール版をリリースする可能性があると述べていたが、今回の発表の中でコンソール版は後日配信となることが明かされた。また、一時的に取り下げられている本作の降雨要素について、アップデート1.1での再導入が示唆されていたが、こちらも延期。再導入には、開発に使用しているUnreal Engine 5のアップグレードを必要とし、一方でアップデート1.1やコンソール版の開発も進める必要があるため、優先順位を下げたとのことだ。

『Satisfactory』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)向けに配信中だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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