“超暴力的”サンドボックスFPS『PIGFACE』発表。ステルスもドンパチも自由、撃って殴って暗殺依頼をこなしまくる

DreadXPは5月7日、『PIGFACE』を発表した。「超暴力的」と謳われるサンドボックスFPSだ。

パブリッシャーのDreadXPは5月7日、titolovesyou氏が手がける『PIGFACE』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。

『PIGFACE』は「超暴力的」と謳われるFPSである。主人公は「Exit」という名の女性。Exitは過去に何らかの罪を犯しており、頭部に爆弾を埋め込まれている。プレイヤーはExitとして、謎の依頼主からの暗殺依頼を次々とこなし、裏で糸を引く人物に近づいて爆弾の解除を目指すことになる。武器はショットガン・ライフル・ピストルなどの銃火器のほか、ハンマーなどの近接武器、地雷や手榴弾といった爆発物など、さまざまなものが存在している。また、マスクを被ると能力を強化することができ、完全武装で「仕事」を効率化できるシステムだ。

ゲームプレイは依頼を受けてターゲットを殺害し、与えられた報酬をもとにブラックマーケットで武装を強化するといったサイクルで進むようだ。スクリーンショットで確認できる武器の性能表示には「dmg」「rnds」「rpm」「innac」「loud」といった表記が見られる。それぞれ「ダメージ」「装填数」「連射性能」「命中精度」「音が届く範囲」といった意味合いだろう。敵へのダメージを重視して派手に戦うか、それとも静かな武器で気づかれずに立ち回るか、好みに合わせて武器を使い分けることができそうだ。ミッションはサンドボックス型と謳われており、攻略方法はプレイヤー次第なのだろう。

ブラックマーケットでは武器のほかにもケブラーベストのような防御面を補強する装備も購入できるようだ。ステルス性を無視して派手に戦う場合や、近接武器で戦う際には心強い味方となってくれるだろう。能力を強化できるとされるマスクについては、本稿執筆時点ではそれ以上の詳細が不明である。武装とは直接関わらない能力、たとえば移動速度やステルス性などを強化してくれるのかもしれない。

本作にはitch.ioで公開されているデモ版が存在する。「Combat Demo」と称されており、文字通り本作の戦闘部分のみが簡素化されたかたちで遊べるものである。デモ版では銃火器は6種類、近接武器は3種類のみとなっており、ステージも大きな工場のような場所1つのみだ。デモ版ながら、武器の射撃を行った際の手ごたえや、ステージの構造、敵が吹き飛ぶ演出、VHSの古い映像のような雰囲気など、高く評価するコメントが寄せられている。製品版の『PIGFACE』に先駆けて操作感を確かめたいかたは試してみるのも良いだろう。

本作を手がけるtitolovesyou氏は、カナダを拠点とする個人のゲーム開発者だ。『PIGFACE』は同氏がSteamでリリースする初めての作品ながらデモ版から好評を博しており、ボリュームやゲームプレイが向上することも期待される。


『PIGFACE』はPC(Steam)向けに開発中。本稿執筆時点でリリース時期は未定となっている。

Naoto Morooka
Naoto Morooka

1000時間まではチュートリアルと言われるようなゲームが大好物。言語学や神話も好きで、ゲームに独自の言語や神話が出てくると小躍りします。

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