巨大女子と命がけ生活ゲーム『SAEKO: Giantess Dating Sim』、熱烈な評判続く。“尖り性癖”全振りゲームに、相次ぐ共鳴
HYPER REALがリリースした『SAEKO: Giantess Dating Sim』について、好評レビューが多く寄せられ続けている。

ゲームレーベルHYPER REALは5月29日、『SAEKO: Giantess Dating Sim』をPC(Steam/DLsite/Stove)向けにリリースした(Steam版は5月30日のリリース)。本作はリリース以後、好評が多く寄せられ人気を博している。
『SAEKO: Giantess Dating Sim』は、2000年代の日本を舞台とするアドベンチャーゲームだ。主人公のリンは、ある夜外出していると小人になってしまい、冴子に保護される。しかし冴子には変わった趣味があるようで、リンはほかの小人たちと共に、冴子に命じられるまま、机の引き出しの中で生活をおこなう。
冴子から管理人を任されたリンは、昼はほかの小人たちをまとめ、夜は冴子の話し相手を務めることになる。昼は小人たちのパラメーターに気を配りながら過ごすポイント&クリック型のパート、夜は巨大な冴子との会話パートとなる。選択によっては自他の命が失われかねない。プレイヤーはリンとして、そうした重要な選択の一つ一つを下すこととなる。

本作は笛地静恵氏の小説を原案としクリエイター集団SAFE HAVN STUDIOが開発を手がけ、5月29日にDLsite/Stove向けに、5月30日にSteam向けにリリースされた。リリース後にはレビューが多数寄せられており、本稿執筆時点では全355件中87%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。
本作の特徴は言わずもがな、小人の視点から見た巨大な冴子の描写だ。そんな冴子との会話をおこなう夜間のパートでは、回答の仕方をひとつ間違えるだけで機嫌を損ね、握りつぶされてしまうハラハラ感がある。冴子の手元が大きく映される場面もあり、細部まで描きこまれた冴子の手が見せる表情も、魅力のひとつといえる。そうしたグラフィック描写だけでなく、テキストにも官能的あるいは猟奇的な作風が反映されており、随所にほとばしるSAFE HAVN STUDIOの“濃い性癖”がプレイヤーより高く評価を受けているかたちだ。

なおHYPER REALは本作が6月4日に発売本数が1万本を超えたことを発表。リリースから1週間足らずでの大台突破を達成しており、高い注目度と人気がうかがえるセールスとなっている。本作には「インディーゲーム史上最も濃い、開発者の性癖」とのキャッチコピーが付けられており、特徴的な作風から注目を集めていたことも、プレイヤーを呼び込んでいるのだろう。ニッチなジャンルの作品ながら話題を呼んでおり、今後の展開も注目される。
『SAEKO: Giantess Dating Sim』はPC(Steam/DLsite/Stove)向けに配信中。なおDLsiteでは購入特典として限定ASMRが付属する。ASMR単品での購入も可能だ。