コーエーテクモゲームスは9月20日、『ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜』(以下、ライザのアトリエ)を含む「秘密」シリーズ3作にて快適化アップデートを配信した。ライザが主人公を務めた3作にて、難易度「VERY EASY」の追加や早送り機能など、遊びやすくなる改善が実施されている。
『ライザのアトリエ』は、ガストブランドによる「アトリエ」シリーズの1作として2019年9月に発売された、錬金術RPGである。同作の舞台は湖の中に浮かぶ島、クーケン島だ。同島にて過ごすライザは、退屈な村での生活に不安を感じていたが、ある日錬金術や仲間たちと遭遇。「等身大の少年少女のほんのちょっとの成長」をコンセプトに、忘れられないひと夏の冒険が描かれていく。システム面では、リアルタイム進行のバトルや、仕組みがわかりやすいというリンケージ調合を採用。田舎で暮らす少年少女の冒険が、RPGとして描かれていた。
また2020年12月には続編『ライザのアトリエ 2 ~失われた伝承と秘密の妖精~』(以下、ライザのアトリエ2)、2023年3月には完結作となる『ライザのアトリエ3 ~終わりの錬金術士と秘密の鍵~』(以下、ライザのアトリエ3)が発売。「アトリエ」シリーズとしては珍しく、3作通して主人公ライザの視点から、夏の冒険が描かれてきた。『ライザのアトリエ』単体で出荷本数100万本を突破しており、「秘密」シリーズ全体では世界累計出荷本数200万本突破が報告されている。
『ライザのアトリエ』発売から5周年が迫る中、そんな「秘密」シリーズ3作品にアップデートが配信された。作品ごとにアップデート内容は異なるものの、「快適化アップデート」と称されているとおり、遊びやすくなる改善が実施されている。3作共通の内容としては、バトル中に条件を満たすと発動できる必殺技「フェイタルドライブ」に早送り機能が追加されている。また『ライザのアトリエ』『ライザのアトリエ2』では、イベントシーンの早送り機能と自動文字送り機能、グラフィック設定機能、Steam版でのキーボード/マウスなどの操作設定が追加。イベントシーンや戦闘などが、プレイスタイルにあわせて遊びやすくなっているわけだ。
また大きな項目としては、『ライザのアトリエ』ではオートセーブに対応。『ライザのアトリエ2』および『ライザのアトリエ3』には難易度「VERY EASY」が登場しており、誰でもストーリーを追いやすくなっている。各タイトルのアップデート内容は、各公式サイトか下記の画像を確認してほしい。
『ライザのアトリエ』はPS4/Nintendo Switch/PC(Steam/DMM GAMES)、『ライザのアトリエ2』『ライザのアトリエ3』はPS4/PS5/Nintendo Switch/PC(Steam)向けに発売中。また「アトリエ」シリーズからは、新作『ユミアのアトリエ ~追憶の錬金術士と幻創の地~』が2025年3月21日に発売予定だ。