RPG制作ツール「RPG Developer Bakin」アプデで、要望の多かったオートセーブ機能など実装。「強制オートセーブ」イベントなども作れる

スマイルブームは8月29日、「RPG Developer Bakin」のアップデートVer.1.11を配信開始した。同アップデートにて、オートセーブ機能や新たな状態効果などが実装された。

札幌の開発会社スマイルブームは8月29日、「RPG Developer Bakin」のアップデートVer.1.11を配信開始した。同アップデートでは、オートセーブ機能や新たな状態効果などが登場。あわせて有料DLC「Modern Item Icons」および「PixelScapes Town Pack」も配信開始されている。

「RPG Developer Bakin」は、プログラミングなしでもRPGが制作できるという、ゲーム開発ツールである。本ツールには、高低差をつけたマップが制作できるマップエディターや、印象的なシーンが作りやすいエフェクト機能など、ゲーム制作を助ける機能が多数搭載されている。中でもイベントエディタでは、プログラミングなしでストーリー中のバトルやイベントが制作可能。会話をする、音を鳴らす、選択肢で分岐といった機能をもつ「イベントパネル」の組み合わせで、ゲームの流れが作れるようになっている。そうした機能や豊富な素材DLCなどにより、プログラミングなしで直感的にRPG制作ができると謳われているのだろう。


今回のアップデートでは、要望が多かったというオートセーブ機能が実装された。プレスリリースによると、同機能を使うとゲーム中好きなタイミングでオートセーブが可能。マップ移動時やイベントパネル「強制セーブ/ロード」などによって、専用スロットへのオートセーブができるそうだ。現代のゲームでは標準的な機能が、手軽に実装できるようになったかたちだ。

また追加機能としては、立ち絵の登場/退場時のアニメーション設定機能や、メッセージウィンドウ上への立ち絵表示に対応。状態にあわせてキャストの色を変える機能や、状態効果「耐性変化」や状態解除時に別の状態を付与するなど、状態関連の項目も追加された。プレスリリースによると、そのほかにも多数の機能追加や改善がおこなわれているそうだ。

 


そのほかアップデートにあわせて、リソースパック2種類も配信開始されている。「Modern Item Icons」はスマートフォンやモバイルバッテリー、エナジードリンクなど現代のテクノロジーや生活必需品をテーマにしたアイコンのリソースパック。「PixelScapes Town Pack」は民家や勇者像、酒場や宿屋といったファンタジーRPG風の3Dスタンプを収録したリソースパックとなっている。価格は「Modern Item Icons」が税込1200円で、「PixelScapes Town Pack」が税込3400円。9月12日2時までの期間は、共に10%オフのローンチセールも実施予定となっている。


RPG Developer Bakin」は、通常価格税込6980円でPC(Steam)向けに早期アクセス配信中。9月12日11時までの期間は、本体と各種有料DLC、バンドル版などを対象とした10%オフセールも実施予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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