大長編フルボイスRPG『嘆きの七英雄』Steam版正式発表。人気フリーゲームがさらに大拡張、やり込み満載“200時間超”ボリュームに進化へ

個人ゲーム開発者のKIRUKO氏は『嘆きの七英雄/Seven Heroes of Sorrow』のSteamストアページを公開した。

個人開発者のKIRUKO氏は『嘆きの七英雄/Seven Heroes of Sorrow』(以下、嘆きの七英雄)のSteamストアページを公開した。本作は元々フリーゲームとして公開されており、多種多様な追加要素を盛り込んだ有料版としてSteam向けに展開されるかたち。リリースは2026年下半期から2027年上半期を予定しているそうだ。

『嘆きの七英雄』はファンタジーRPGだ。舞台となるのは、かつて悪魔と天使が戦いを繰り広げた世界。滅びの運命にある7人が女神の神託を受けた英雄として集って冒険を繰り広げ、凶悪な敵に立ち向かっていく。そうして描かれるメインストーリーは120名以上の声優によるフルボイスで彩られる。

本作はコマンドバトルのRPGとなっており、戦闘時間が自動で進む「ATB(アクティブタイムバトル)」と、行動順が回ってきた際に時間が止まる「CTB(キャスティングタイムバトル)」の2種類のモードが用意。難易度選択も可能で、遊びやすいモードで攻略を進められる。このほか想定プレイ時間が40~50時間とされるメインストーリーや、サイドストーリー・カジノ・釣りといった豊富なサブコンテンツも用意されている点が特徴だ。

本作は2021年よりPliCyやフリーゲーム夢現といったサイトで無料公開。フリーゲーム夢現においては、「夢現フリーゲーム大賞2020」に輝いた。今年2月にはフリーゲーム版にて5章が公開されてストーリーは一旦完結。このたびはさまざまな追加要素が盛り込まれた有料版がSteam向けに展開されるかたちだ。

Steam有料版ではレベル上限が60から99に拡張。またメインストーリーに第6章「終末のアグリスタ」が実装されるほか、サブコンテンツにもさまざまな要素が追加される。コロシアム、クッキングシステム、温泉などの新たな施設も追加。サイドストーリーも計6つすべてのサイドストーリーが解放され、新しい仲間たちも追加される。サブコンテンツを含めると、200時間を超えるボリュームが想定されているという。

このほか戦闘面では従来の奥義システムの上位奥義が使えるようになったり、新しい固有スキルが追加されたりと、豊富な追加要素が用意されているそうだ。メニュー画面に即満タンの回復ボタンが追加されるといった遊びやすさの向上も図られる。なおフリーゲーム版のセーブデータは有料版にそのまま引き継ぎも可能となる見込み。気になる人はまずはフリーゲーム版をプレイしておくのもいいだろう。

本作を手がけるのは個人開発者のKIRUKO氏による嘆きの七英雄 project。2020年10月に本作の開発をスタートして以来、開発・配信・運営をすべて同氏ひとりで手がけているそうで、今後もクオリティの向上を追求しながら開発に取り組んでいくそうだ。Steam版の続報にも注目していきたい。

『嘆きの七英雄/Seven Heroes of Sorrow』PC(Steam)版は、2026年下半期~2027年上半期にリリース予定。フリーゲーム版はPliCy/フリーゲーム夢現にて配信中だ。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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