北欧神話ローグライト街づくり『Roots of Yggdrasil』9月6日正式リリースへ。ランダムな建造物を組みあわせ、限られたリソースで効率最大化を目指す


ManaVoid Entertainmentは7月19日、『Roots of Yggdrasil』の正式リリースを現地時間9月6日に実施すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。現在早期アクセス配信中で、価格は税込1500円。

『Roots of Yggdrasil』は北欧神話の世界観をベースとした、ローグライトシティビルダーだ。ラグナロクによって壊滅した世界を舞台に、無限の破壊のループのサイクルを断ち切り、九つの領域を元の栄光に復元するために、世界樹イグドラシルを育てることを目指す。

プレイヤーはラグナロクから生き延びたバイキングを率いて、指導者となるスキオンを選択し、壊滅した世界への“遠征”へ赴くことになる。遠征先では居住地を建設し、ミッドガルドの遺物を探索し、クランを忘却から救うためのリソースを集めることになる。各建造物はカードの形で表示され、建設される前にランダムに生成されたプールから選択されることになる。それぞれに異なる効果と必要なリソースが設定されているため、臨機応変に建造物のシナジーと配置を考えながら、獲得リソースを最大化させる効率の良い組み合わせを構築していくのだ。

マップやイベントはプロシージャル生成されるため、毎回異なった遠征体験が得られるリプレイ性の高さも本作の特徴だ。遠征中には多くのランダムなストーリーイベントが発生し、ラグナロクが残した荒廃についての物語も語られることになるという。またプレイヤーと指導者であるスキオンたちとの関係を深めることによって、スキオンたちの持つ力が成長。プレイスタイルにも影響を与えることになるという。

また各遠征においては、次のマップへ進むためにはポータルを起動させなくてはならない。もたもたしていると世界を飲み込むギンヌンガギャプ(混沌の虚空)に襲われることになる。都市建設においては時間もリソースの一つとして管理しつつ、限られたリソースの中で最大限に効率の良い都市づくりを目指していく必要がある。


本作においては、世界樹に残された宇宙エネルギーに守られた場所である「ホルト」を拠点とする。ホルトはカスタマイズ可能となっており、解放した要素は次の遠征をサポートするアップグレードを提供する。用意されたさまざまなトライアルをこなして報酬をアンロックしながら、ホルトを繁栄させ、遠征へ向かうというのが本作の大きなサイクルとなっている。

本作は2024年1月に早期アクセス配信を開始。本稿執筆時点でSteamユーザーレビューは約125件寄せられており、そのうち94%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。ユーザーレビューにおいては、本作のゲームプレイを都市建設パズルゲーム『ISLANDERS』にたとえる声も見受けられ、パズル的な都市づくりゲームとして一定の評価を獲得している。リソースなどはシンプルでありながらも、都市建設の奥深い面白さを備えているとして、多くのユーザーに評価されている。

9月6日に予定されている正式リリースの際には、新しいランダムイベントに加え、カードやアーティファクト、4人目の新たなスキオンなどが実装されるという。なお、正式リリースの際には早期アクセス価格からの値上げが見込まれている。

『Roots of Yggdrasil』は現地時間9月6日に正式リリース予定。対応プラットフォームはPC(Steam)。現在は早期アクセス配信中で、価格は税込1500円。